昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選

■「なんかすごいことできそう」「何ができるのか想像できない」なかっこいいパーツ名

昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょいイケてるクルマ用語
DOHCがダブルオーバーヘッドカムシャフトという言葉の略称であることを知らない人は意外と多いはず。日本で始めてDOHCを採用したクルマは1963年に登場したホンダ T360

■ダブルオーバーヘッドカムシャフト

「ダブルオーバーヘッドカムシャフト」という長ったらしい名前に破壊力を感じるが、筆者は中・高とサッカー部に所属した世代的にもキャプテン翼世代なので、初めてこの単語を聞いた時は「翼くんと岬くんのゴールデンコンビが放ったあのダブルオーバーヘッド!?」とかなり惹かれた。

 短縮形のDOHCも、高性能エンジンの代名詞のようにそこかしこで使われていたので賛成していただけるかも。

■ダブルウィッシュボーン

「なんにでも“ダブル”って付けばカッコいいってもんじゃない!」と言わないでください。またまた私事だが、小・中学時代はラジコン&プラモ少年だった筆者。貯めていたお小遣いを使ってやっとの思いで買ったタミヤのRCバギー、ランボルギーニ・チーターの前後サスペンション形式がこのダブルウィッシュボーンだったのだ。

 棒状パーツのねじれを利用したトーションバー式のサスペンションシステムに「へぇ〜!」と少し賢くなった気がした。

 そして数年後に多くのレーシングカーに搭載されているシステムであることを知る。ウィッシュボーンとは鳥の鎖骨の意味で、上下のサスペンションアームがその形に似ていることから名付けられた。

■「なんか女子にモテそう、オシャレ?」な用語

■ヘリテージパーツ

 “ヘリテージ”は“遺産”を意味し、例えばヘリテージデザインとは現代の流行とは一線を画した伝統的デザインを用いつつも、現代に合った機能性や美しさを追求したデザインのこと。

 TOYOTA GAZOO Racingが展開する「GRヘリテージパーツ」は、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」と願うユーザーの声を受けて、かつてのクルマのパーツを復刻したものである。

■ハイソカー

 “ハイソカー”はHigh society carの略。直訳すると「上流階級の人が乗るクルマ」だが、実際は「高級そうに見えるクルマ」だろう。車種はトヨタ2代目ソアラ(Z20)、同5代目マークII&2代目クレスタ(GX71)などで、デジタルメーターや電子制御サスペンションなどの新技術を採用したパーツを搭載していた。

 似たような言葉に“デートカー”というものもあり、これはデートの定番メニューだったドライブに行く時に「女子が乗ってくれるクルマ」「モテるクルマ」のこと。ハイソカーもデートカーも1980年代のバブル期に登場した和製英語だ。

 デートカーの最右翼はホンダプレリュード(2代目)だろう。このエロなクルマ(!)は、助手席のリクライニングレバーが運転席側にもあり、わざわざ助手席に座る女性が操作しなくても運転席の男性が助手席を倒せる機能が付いていた。いまなら通報されかねない装備であるが……。

 今回は「ちょいカッコいいクルマ用語」について書いたが、冒頭のとおりあくまで“個人の主観”なのでどうか笑って読んでいただきたい。

「そうそう、こんなのあったよなー!」と、懐かしいあの頃のことに想いを馳せていただけると幸いです。

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