■トヨタヤリスクロスは走りも外装も内装もクラスを超越する仕上がりのよさが自慢
トヨタのドル箱モデルとして老若男女を問わず高い支持を誇るヤリス。その“軽快な走り”、“先進の安全・安心技術”、“低燃費”を継承しつつ、これからの時代に求められるコンパクトSUVの新たな価値を追求するべく開発されたのがヤリスクロスだ。
ヤリスというとトヨタのラインナップのなかでも安価で購入できるコンパクトカーというイメージがあるかもしれないが、ことヤリスクロスにいたってはSUVならではの力強さや存在感を表現した洗練されたプロポーションや、ユーティリティ性にこだわり抜いた室内空間とゆとりあふれる荷室空間によってコンパクトSUVであることを忘れさせるほどの車格を誇る。
走りのほうも手抜きはなく、コンパクトカー向けTNGAプラットフォームを採用して軽量・高剛性・低重心なボディを追求するとともに、サスペンションの一新によって軽快なハンドリングと上質な乗り心地を両立。
また、さまざまな路面状況に対応できる4WDシステムも特筆点でガソリン車ではオフロードや滑りやすい路面における走破性の向上に寄与する、路面状況に応じた走行支援を3つのモードから選択可能なマルチテレインセレクトも採用されているほどだ。
いっぽう、ハイブリッド車も雪道などで威力を発揮するE-Four(電気式4WDシステム)をトヨタのコンパクトSUVで初設定するなど機能が充実。
2024年1月には最新のディスプレイオーディオを搭載してコネクティッドナビを5年間標準付帯にしたり、メーター部に7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備するなどの一部改良を実施。
安っぽさを微塵も感じさせない作り込みと走りに加えて、車両本体価格も190万7000~315万6000円と比較的リーズナブル。加えて人気のSUVとくれば、売れて当然!
■総合力の高さで人気沸騰中のスズキスイフトはコスパも最高!
歴代モデルで培ってきたデザインのよさや走行性能の高さをいっそう高めつつ、安全装備や利便性の高い装備を充実するフルモデルチェンジで人気を集めている新型のスイフト。172万7000~233万2000円という手頃な車両本体価格でありながら、総合的にレベルの高い仕上がりで“安く見えない”ことも大きな魅力となっている。
ひと目見たら印象に残るデザインを目指して開発されたエクステリアはクルマ全体を包み込むようなラウンド形状が先進的なイメージを与えながら、バックドアサイドスポイラーの採用やフロントストレイク・フロントバンパー・ホイール形状などを最適化して先代モデルに比べて空気抵抗を約4.6%低減。
また、高張力鋼板使用範囲の拡大や構造用接着剤の採用で剛性を高めたボディは優れた操安性や乗り心地を提供。加えて、バッフル材の追加やボディ結合部へ減衰接着材の塗布などによって静粛性も高められている。
走りの面でも先代から大きな進化を果たした新型スイフト。
コーナリング時の操縦安定性を向上するべくスタビライザーの仕様変更し、リアサスペンションもストローク量を増やして路面の凹凸などによる大きな衝撃を緩和することで高い乗り心地を実現。
ブレーキも歴代モデルの特徴だったスポーティな特性を踏襲しつつ、ブレーキ利きはじめのピーキーさを解消してストップ&ゴーを繰り返す街中での扱いやすさにも配慮するなど、走りの質の高さも見逃せないポイントとなっている。
高い燃費性能を実現した新開発のエンジンも低速から滑らかに発生するトルクによって街乗り走行での軽快感をもたらし、軽量化した新開発のCVTとの組み合わせでさらなる燃費性能の向上と静粛性を両立。しかも安全装備も充実している……となれば、まさに鬼に金棒ともいうべきコンパクトカーといえる。
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