■やはり今の時代に再販してほしいと切に願う!
購入してからはBLITZ車検対応タイプのリアライズマフラーをはじめ、ターボタイマーやHKSの“毒キノコ”パワーフローなどを装着。カスタマイズをいろいろと楽しんだものだった。
また、直6の2Lターボということで同じ日産2L直4ターボのSR20ターボを積んだS13シルビア後期型よりも低速トルクが細かったのだが、いかにもこの当時のターボ車らしいR32タイプMを味わえることができたのはこの業界にいる者としてよかったと思える経験だった。
切れ味鋭いハンドリング、1300kg台の軽量なボディ、シュパッと吹き上がるターボエンジン……ふつうに街中の交差点を曲がるだけでもR32タイプMはただひたすらに運転するのが楽しいモデルだった。
R32スカイラインといえば内装の質感がよかったのも美点。ヘッドライト回りやワイパーがインパネ上に独立して設定されていたのはR32スカイラインならではで、ステアリングスポークが3本で非常にスポーティな形状だったのも魅力だった。また、スポークの太さが前期型と後期型とではちょっと差があるのもマニアックなポイント。
ちなみにR32タイプM後期型ではヘッドライト横のウインカーレンズが前期型のクリアタイプからアンバーに変更されてGT-Rと同様のタイプに変更されたほか、メーターパネル内の照明がダークブルーからブラックに変更され、精悍な印象に。
そうそう、R32スカイラインはエアコンの温度設定が「23.0」「23.5」「24.0」といった0.5度刻みになっていたのも思い出深い。そのあとに乗ったR33スカイラインGTS25tタイプMは1.0度刻み設定になっていたのはおそらく元R32オーナーからは不評だったポイントのように思える。
このR32タイプMに乗っていた時代が自分としては毎日がバラ色過ぎた。もしも今、このR32スカイラインGTS-tタイプMを新車で購入することができたとしたら個人的には絶対に買うんだけど。日産さん、どうにかなりませんか?
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