■盗まれたランクル 行先はなんとロシア!?
悟さんはその日のうちに窃盗をSNSに投稿し被害を訴えた。なかには「部品番号を見た」などの情報もあったが、どれも真実味の欠けるものばかりだった。
妻の優子さんは以下のように語ってくれた。
「もう、諦めなくては……と思いかけていたところで、ランクルを買ったディーラーから『車体番号で見つかった』と言われて心臓が張り裂けそうでした。場所はロシアの港町。憤りを感じましたが、解体されてバラバラになっていないことがせめての救いでした。
ランクルの盗難率が高いことは知っていましたが、まさか自分が当事者になるとは…という気持ちです。
最近では凄惨な事件を頻繁にニュースで見ます。その映像からは窃盗犯も本気で盗みに入っていることが伝わります。私も夫も深夜でもコンビニに行くことがあるので、もしも犯行の最中に犯人と鉢合わせしていたら、殺されていたかもしれません。
住まいは安全な地域ではあるものの、それでも盗られるときは盗られる。今回は完全にうちのランクルが狙い撃ちされました。
みんなが寝静まったころに、犯人がこっそりと敷地内に入りクルマを盗んでいった事実に、言いようのない気味の悪さが残ります。」
かつては街単位でくくられる印象が強かった窃盗も、今では”持っている人”がピンポイントで狙われる。優子さんの言うとおり、狙われたら最後、運が悪ければ命も失いかねない。
表と裏の両面を行き来する犯罪者から見れば、私たち一般市民はいわゆる「表の世界」にのみ生息する弱い存在だ。そんな危険と隣り合わせの社会で生きていることを頭の片隅に忘れてはならない。
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