■ハイブリッド車は電気を作りエアコンの動作にまわすこと
エアコンのコンプレッサーを、駆動用バッテリーの電力で回すタイプのハイブリッド車では、走行中に駆動用バッテリーをどれだけ充電できるかが、夏のエコ運転のカギとなる。
このタイプのハイブリッド車では、エアコンの使用が燃費に与える影響が通常のガソリン車よりもかなり小さくなるのだ。ただし、
それは駆動用バッテリーからエアコンへ電力が供給されている場合だけ。バッテリー残量が少なくなりエンジンが駆動したら、普通のガソリンエンジン車と同じ状態になってしまう。
そこで夏場は特に意識してほしいのが、ブレーキの踏み方だ。
ブレーキと同時にモーター回生(充電)が行われるのだが、一気に大きな踏力でブレーキをかけてしまうと、運動エネルギーが全て回生されず、一部が熱エネルギーになって逃げてしまう。これでは充電効率が悪い。
早めのアクセルオフと静かで緩やかなブレーキングが、夏のエコ運転には必要だ。燃費と聞くとアクセルの踏み方を意識することが多いが、夏はブレーキの操作に意識を置いてほしい。
暑さによる燃費の悪化は致し方ないが、簡単に対策はできる。すこしでも燃費の良い運転を心がけて、懐も暖まる夏にしていきたいものだ。
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