新車購入から13年が経過すると自動車税が上がるのは皆さんご存知のとおり。それを機に、クルマの買い替えを検討する人も多いだろう。が、13年前の日本車といえば当然、今となっては買えない絶版車。さらに個性派も多く、手放すのはもったいないかも!?
※本稿は2024年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:日産、トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年7月26日号
■そのクルマに「代わり」は存在するか?
「税額が上がるから手放したい」と考える気持ちはわかる。だが同時に「ちょっと待って!」と言いたい気持ちもある。
似たような個性を持つクルマをもう一度手に入れられるなら、重課税を機に買い替えるのもいいだろう。だが、もしもあなたが今乗っている13年落ちのクルマが「余人をもって代えがたい個性」を持つ一台であったなら……。
たかだか数千円を節約したいがためにそれを手放すのは、あえて強めに言うが「愚策!」ということにならないだろうか?
考えてもみてほしい。これから買い替えるかもしれない新世代の日産車に、「キューブ」ほど最高にキュートなデザインを期待できるだろうか?
また今後発売されるトヨタの小型SUVに、「ラッシュ」のような本格的メカニズムが採用されるだろうか? もちろん正確な未来など誰にもわからないが、答えはいずれも“否”であるはず。
であるならば、今乗っているそれを安易に手放してしまうのは「かなりもったいない!」かもしれないのだ。
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