6代目となる現行型のホンダ「シビックタイプR」は、税込499万7300円。ただ、1997年に発売された初代シビックタイプRは、199万円からという、驚きのバーゲンプライスだった。初代とは、車格も性能も別格に成長してはいるが、経済的に余裕のない若い人もスポーツ走行が楽しめたモデルが、現在はそうではなくなってしまったことには、残念に感じている人も少なくないだろう。
なぜこれほどまでに高価になったのか。そしてこれによって日本のクルマ界が得たものと失ったものについて考えてみよう。
文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:HONDA
コメント
コメントの使い方