グローバルで大人気、ミドルクラスSUVの「CX-5」
そして、マツダラインアップにおいてもっとも売れているのが、ミドルクラスSUVの「CX-5」です。日本市場のほか、北米、中国、欧州、その他の国でも販売されています。売れ筋であることから毎年のように商品改良がおこなわれており、直近では、2023年9月に年次改良を受けています。パワートレインは、2.0Lガソリンエンジンと2.2Lディーゼルエンジンの2種類で、日本国内の車両価格は290.9万円(税込)から。
現行CX-5は2017年2月登場と、すでに7年が経過しており、そろそろ次期型の登場に期待したいタイミング。マツダも、2024年3月期決算発表会において、次期型CX-5について触れており、次期CX-5には、マツダ製のハイブリッドが搭載されるとのこと。
マツダといえば、次世代の電動ユニットに合わせる新たなロータリーエンジンを開発中としており、次期CX-5に搭載されるマツダ製のハイブリッドが、その新たなロータリーエンジンを採用したものになるのかは注目ポイント。いずれにせよ、マツダの旗艦モデルであるだけに、どんなクルマに仕上がってくるのかは非常に楽しみです。
万能型のクロスオーバーSUV「CX-50」
そのCX-5よりもやや大きいのが、北米市場向けのCX-50です。2022年1月から生産開始となっています。マツダ3やCX-30と同じスモールアーキテクチャーをベースとしていますが、全幅は1920mmとひとクラス上のCX-60よりもワイド。北米市場向けとあって、アウトドアやオフロードでの走破性を重視してワイドなスタイルしたようです。
パワートレインは、2.5Lガソリンエンジンと、2.5Lターボがありますが、さらに2024年後半には、トヨタのハイブリッドシステム(THS)を使用したストロングハイブリッド仕様も追加される予定。北米での販売価格は30,300ドル。28,550ドルからのCX-5と(為替レートにもよりますが)20数万ほどの価格差となります。
日本および欧州向けの上級クロスオーバーSUV「CX-60」
そのCX-50のひとクラス上に位置するのが、日本でも2022年9月に発売されたクロスオーバーSUV「CX-60」です。日本及び欧州向けに開発されたモデルで、パワートレインは、2.5Lガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(税込609.9万円~)、直列6気筒ディーゼルエンジンとマイルドハイブリッド(税込530.7万円~)、直列6気筒ディーゼル(税込353.6万円~)、ベーシックな2.5Lガソリンエンジン(税込322.3万円~)の4種類を設定。トルコンレス8速ATを組み合わせ、縦置き配置の新型プラットフォームと組み合わせています。上質なインテリアにも注目です。
北米向けの2列シートラグジュアリークロスオーバーSUV「CX-70」
CX-70は、2024年春に米国とカナダで発売となった、2列シートラグジュアリークロスオーバーSUVです。3.3L直6ガソリンターボにM Hybrid Boost(48Vマイルドハイブリッドシステム)を組み合わせたハイブリッドと、2.5L直4ガソリンに電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドという2種のパワートレインを設定。全グレードに電動化技術を採用しています。米国での販売価格は40,445ドルと、3列シートのCX-90の米国ベース価格(37,845ドル)よりも値付けが高く、上級カテゴリに向けた、ラグジュアリークロスオーバーSUVです。
コメント
コメントの使い方