日本、欧州向けの3列シートクロスオーバーSUV「CX-80」
2024年4月に欧州で初公開となった3列シートクロスオーバーSUV「CX-80」は、欧州市場と日本市場に向けて開発されたモデル。日本仕様も2024年8月22日に初公開となりました。
2023年末で生産が終了した3列シートSUV「CX-8」の後継車にあたり、2列目シートは、センターコンソール付のセパレートのキャプテンシートが備わっていますが、キャプテンシートでコンソールが無くウォークスルーが可能な仕様や、そして3人掛けが可能なベンチシート仕様も設定されているなど、幅広い使い方ができるのが特徴。2列目・3列目シートは折りたたむこともでき、家族旅行や、仲間とのアクティビティに必要な荷物を搭載することも可能とのことです。
日本での発売は2024年秋を予定しているとのことで、現時点価格は明らかになっていませんが、ベースグレードは400万円を切るのではないかと筆者は予想しています。貴重な3列シートSUVだったCX-8の後継車として、CX-80も日本内外でヒットモデルとなるか、期待が集まります。
北米向けの3列シートクロスオーバーSUV「CX-90」
そして、マツダ最大のSUVが、3列シートクロスオーバーSUV「CX-90」です。2023年春より米国で発売開始となりました。
北米市場ユーザーのニーズを踏まえて開発されたモデルで、全長は5100mm、全幅は1994mmとビッグサイズ。乗員全員が快適に過ごせるよう、全ての席の空間を拡げ、3列目には3人掛け用シートや専用空調吹出し口を設定。北米市場では重要な、トーイング性能の強化もなされています。
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クロスオーバーSUVではありませんが、マツダは、中国市場向けとして、中国現地企業と共同開発した「MAZDA EZ-6」を、2024年10月に投入するとしています。バッテリーEVとプラグインハイブリッド車の2種が設定されるとのことで、電動化に向けた取り組みも着実に進めているようです。
それぞれの地域での顧客の需要にあわせ、大小さまざまな商品をラインアップするマツダ。好調な北米市場とラージ商品をテコにして売上高を伸ばし、2025年3月期はグローバルで140万台の販売を目指すとのこと(2024年3月期は124.1万台でした)。今後の動向にも期待したいです。
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