身体をひねった状態でのペダル操作にも注意
これら以外に気を付けたいのが、身体をひねった状態でのペダル操作。クルマを駐車する際、目視で後方確認をするために身体をひねるという状況では足の位置がずれやすく、ブレーキペダルに足をのせていたつもりがアクセルペダルに足がかかっていて、そのまま踏み込んでしまう、というリスクがあるのです。
これを防ぐには、普段から右足の位置を、ブレーキペダルに対してまっすぐに配置し、かかとをしっかり床につけ、アクセルを踏むときはブレーキペダルに軸を置いたまま、足先を右へ動かすようにするといいと思います。アクセルとブレーキの間に支点を置いてしまうと、アクセルとブレーキの間に足が落ちてしまったり、混乱して誤操作に繋がりやすいからです。また、発進する際にはインジケーターをチェックするクセをつけておくことも有効でしょう。
2020年1月31日の道路運送車両法の改正によって、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の義務化が始まっており、2021年11月以降にモデルチェンジした新型車に関しては既に全車適用、それ以前の継続生産車にも、2026年7月から義務化となります。
ただこれで全ての踏み間違い事故が防げるわけではありません。自分を過信しないことは、事故を防ぐためには必要なこと。さらなるクルマの安全性能の進化にも期待しつつ、自身のリスク管理も怠らないようにしましょう。
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