2024年3月15日、日本自動車業界の歴史が動いた。トップを走るトヨタに続けと熾烈な2番手争いを繰り広げていた日産とホンダが、戦略的パートナーシップの検討開始に関する覚書を締結。この2社が手を組むと、どんな面白いことが起こるのか!?
※本稿は2024年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部、日産、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年9月26日号
■自動車業界を駆け抜けたビッグニュース!
2024年3月15日に日産とホンダが自動車の知能化・電動化時代に向けた戦略的パートナーシップの検討開始に関する覚書を締結。
日本のビッグスリーで、かつては熾烈な2番手争いをしていた日産とホンダが手を組むということでクルマ界が湧きたった。一方で呉越同舟、本当にうまく進捗するのか懐疑的にも見られていたのも事実だ。
しかし8月1日には両社のパートナーシップに三菱自動車が参画することと、具体的な協業戦略が発表された。そして、3月の時にはなかった日産の内田誠社長、ホンダの三部敏弘社長の握手まで実現!
発表されたのは、
1.次世代SDVプラットフォームの基礎的要素技術の共同研究契約
2.バッテリー領域
3.e-Axle領域
4.車両の相互補完
5.国内のエネルギーサービス、資源循環領域の協業
の5つ。
これらの協業により、日産、ホンダのどちらがイニシアチブを握るのかは別として、次期セレナとステップワゴンが同じプラットフォームになるかもしれないし、次期型GT-RとNSXが同じ全固体電池を搭載するかもしれない。
可能性は無限大で、今後のことを考え出すと夜も寝られなくなるが、それはベストカースクープ班に任せて、続報に期待してほしい。
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