開発ドライバーの佐々木雅弘さんの横乗りで体験する異次元の速さ
舞台はテクニカルセンター下山の第3周回路。ニュルブルクリンクサーキットを模し、4分の1のスケールにしたもので、全長約5.3㎞、高低差約75mの難コース。ガードレールにはいくつも黒くぶつかった痕跡が残っている。
このコースを開発ドライバーである佐々木雅弘選手のドライブに同乗することが許された。
はたして搭載される2LエンジンG20Eの走りはどんなものなのか?
「暑いですからね。エアコンを使わせてくれないんですよ」と佐々木選手は笑いながらスタートする。
すぐに佐々木選手は全開モードにスイッチ! クルマには加速もブレーキングもうねる路面もあって、ものすごい入力がかかるが、まったく悲鳴を上げることなく、次々とコーナーをクリアしていく。同乗する自分にも容赦なく後ろから爆音と熱風が襲いかかってくる。
まったく前が見えないコーナーに思わず目をつぶってしまうが、佐々木選手は何事もなく、シフトダウンし、余裕でステアリングを切っていく。「何千周もしているんですか?」と野暮なことを聞いてみたが、「1.6Lの開発が始まった5年前くらいからずっとです」とのことです。クルマは暑いが、佐々木選手はあくまでクールだ!
しかし、この速さはいったいなんだろう? 速くて安定していて横に乗っていても楽しさが伝わってくる! もちろん1.6Lの数倍ポテンシャルは上がっている2LのG20Eエンジンは、社内測定値で400ps、450Nmとされるスペックだが「もっとパワーがあっていいでしょう」と佐々木選手は物足りないようだ。
「(運転の)上手い人がもっと楽しめるような味付けにしていきたい」と語る佐々木選手は、どこにもない唯一無二のスポーツ4WDをつくろうとしているようだ。
いよいよセリカ再誕見えてきたんじゃないかコレ!?
なお、テスト車両は前後のトルク配分を50対50から0対100まで可変させることもできることも教えてくれた。どうやら苦労してきた熱対策もなんとかメドがついたようだ。全開で走り込んでクルマを追い込み、鍛えることでブレークスルーが見つかったのだろう。ここは、走って、壊して、直して、また走るというGRのクルマづくりの最前線だ。
設計上余裕のないGRヤリスで熱対策が可能になれば、よりワイドでそもそもミドシップとして設計されるセリカならサイドからの空気を入れることができるから、きっと余裕で冷却することができるはず。さらにMTはもちろん、DATもしっかりと開発しているというから楽しみだ。
来年、セリカに搭載されてこのミドシップ4WDが日の目を見るはずだ。世界を驚かせるスポーツカーがもうすぐ誕生する!
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