新型ノートが発売1ヵ月で受注2万台を突破! 三つ巴決戦を制することができるか?

ヤリスの燃費には到底追いつけない!?

ヤリス ハイブリッドXのWLTCモード燃費は36.0km/Lと、乗用車の中ではトップクラスを誇る。フィットe:HEVホームの燃費が28.8km/L、ノートは28.4km/L
ヤリス ハイブリッドXのWLTCモード燃費は36.0km/Lと、乗用車の中ではトップクラスを誇る。フィットe:HEVホームの燃費が28.8km/L、ノートは28.4km/L


■燃費性能&経済性
1位:ヤリス
2位:フィット
3位:ノート

 燃費性能はヤリスが1位だ。2WDのWLTCモード燃費は35.4~36km/Lだから、国産乗用車の中で最も優れている。2位は売れ筋グレードが28.8km/Lのフィット、3位は28.4km/Lのノートになる。実際に計測した実用燃費も上記の順番だ。


■価格の割安感
1位:フィット
2位:ヤリス
3位:ノート

 価格設定では、最も割安なのはフィットだ。売れ筋のe:HEVホームは、車内や荷室が広く、衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能を装着して206万8000円に収まる。2位はヤリスで、ハイブリッドGは運転支援機能も含めて213万円だ。

 3位はノート。売れ筋になるXの価格は218万6800円だが、運転支援機能のプロパイロットやLEDヘッドランプが装着されない。これらはすべて複数の装備を組み合わせるセットオプションだから総額は270万6000円に達する。

 ノートはオプションが割高だから、プロパイロットは人気の装備なのに、装着比率が41%と低い。今後はニーズの高い装備を厳選した特別仕様車などを用意する必要がある。

総合評価ではフィットが1位、2位はノート、3位はヤリス

★総合評価
1位:フィット
2位:ノート
3位:ヤリス

 以上を総合的に比較すると、機能のバランスが最も優れているのはフィットで、ファミリー層も含めて幅広いユーザーに適する。ヤリスは後席が狭いからファミリーには不向きだが、パーソナルユーザーにはピッタリだ。軽快な運転感覚も楽しい。

 そしてノートは、実用的にはフィットとヤリスの中間で、内装と走りの質は最も高めた。ノーマルエンジンを選べないのは残念だが、ハイブリッドが欲しいユーザーには、価格が割高なものの、クルマ好きの人達も含めて幅広く推奨できる。

 実際に購入する時は、この3車種を乗り比べると良いだろう。仮に目当ての車種がノートだとして、フィットやヤリスと比べると機能の優劣が良く分かり、購入すべき車種を正確に判断できる。

【画像ギャラリー】ノート ヤリス フィット……最新コンパクト3台をじっくり見る

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