レクサス最高のお買い得車は新型ES!! ドイツ御三家を駆逐する性能を実感!!

レクサス最高のお買い得車は新型ES!! ドイツ御三家を駆逐する性能を実感!!

 現在、レクサスブランドの屋台骨を支えているのはLXからUXまでラインアップしているSUVだ。しかし1989年誕生したレクサスはLSとESという2タイプのセダンから始まったのだ。

 特にESは、ブランド創設以来、歴史を創り上げてきた基幹モデルで、80以上の国と地域で販売されてきた。LSが日本市場に導入されたのはレクサスブランドが日本市場に上陸した翌年の2006年なのに対して、ESは2018年とまさに満を持しての導入となった。

 今回初の、マイナーチェンジを行ったレクサスESに試乗。従来モデル以上の高い走行性能に驚いた。

文、写真/萩原文博

「新型レクサスESの変更ポイントを画像一挙公開で前期型との違いが一目瞭然」(19枚)画像ギャラリー

MCのポイントは乗り心地や安全性の向上

 2018年10月に導入されたレクサスESは、低重心なGA-Kプラットフォームを採用。サスペンションには、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を採用し、ESの代名詞である乗り心地、静粛性、広い室内空間といった「上質な快適性」を実現した。

 搭載するパワートレインは2.5L直4ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの1種類。エンジンは吸気効率の向上や高速燃焼により世界トップレベルの熱効率を実現。燃費性能はWLTCモードで20.6km/Lを達成している。

 安全装備は、単眼カメラ+ミリ波レーダーという2つのデバイスを採用した「レクサスセーフティシステム+」を採用。加えて、量産車として初めてデジタルアウターミラーを採用するなど最先端の安全技術を導入している。

 グレードは標準モデル、豪華装備のバージョンLそして、日本市場のみに設定されたスポーティなFスポーツの3タイプで全車駆動方式は2WD(FF)となる。

 現在、レクサスセダンの中で唯一のFFモデルであるESが、2021年8月にマイナーチェンジを行い、改良が加えられたES Fスポーツに乗ることができた。

 今回のマイナーチェンジのポイントは、内外装の変更をはじめ、静粛性と乗り心地の向上。ドライバーの意図に忠実でリニアな応答の追求。そして優れた先進予防安全技術の採用となっている。

 まず、外観ではレクサスのアイコンであるスピンドルグリルは、メッシュパターンの新意匠を採用。ヘッドランプの意匠を変更。単眼ランプは新小型ユニットを採用。ブレードスキャン アダプティブハイビームシステム(AHS)を採用し、機能性の向上を図るとともに、新薄型ランプユニット採用により、鋭い表情を表現した。

 インテリアでは、マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。人間中心の思想に基づき、ドライバーとディスプレイとの最適な距離と角度を探求し、ディスプレイを約100mm 近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更されている。

 安全装備では、「レクサスセーフティシステム+」の機能のうち、「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能を向上させることで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現。

 さらに、自動車専用道路などにおいて設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を採用するなど運転支援時にドライバーが自然で安心感を感じる挙動を提供している。

 また、デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラ性能を向上。明暗が混在する場所の視認性を改善するためノイズ低減処理を施しノイズ感の少ないクリアな映像を実現。Fスポーツも装備できるようになった。

次ページは : ESに試乗してから欧州車の検討を始めても遅くない

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!