見掛け倒しではない!高い戦闘能力を獲得したスイフトスポーツ
その外観デザインはガンダムがモチーフであるのはひと目見てわかるほどアグレッシブ。圧倒的な存在感はGRヤリスにも一歩も引けを取らないオーラを放つ。
フロントスポイラーは直線的なデザインを採用。ブラックと赤のラインのアクセントにより、シャープさを引き出している。バンパー部にはR32型スカイラインGT-R NISMOを彷彿させるエアダクトが空いているのは50代の筆者には懐かしさを感じる。
さらに、リアに装着された大型のリアウィングは、WRC参戦車のような高い戦闘力をアピール。またディフューザー形状を採用したリアバンパーはリアタイヤの見える角度にもこだわっており、良いスタンスを演出している
インテリアは、ステアリングは変更されているが、機能は一つもスポイルしていないところは、さすが副代理店であるポリシーを感じる。
搭載する1.4L直列4気筒ターボエンジンはECUチューンにより、ブースト圧コントロールマップ変更などにより、最高出力は165psに向上。スピードリミッターも280km/hまで向上している。
サスペンションは、ストリート用の車高調サスペンションを装着。RS★Rと共同開発したサーキット用をベースにバネレートなどを快適に街乗りできるタイプに変更している。
その戦闘力アップし、圧倒的な存在感を誇るコンプリートスポーツのスイフトスポーツの試乗を行うため、ワインディングへ出掛けた。
かなり勾配のキツイ上りも低回転からモリモリとパワーが出るので、面白いように駆け上ることができる。リアタイヤへのトラクションのかかりが良いので、コントロール性も高く、ステアリングを切り始めてからのクルマの動きに無駄がないのも良い。
一方の下りは、ハイパワーエンジン+軽量ボディの本領発揮。ブレーキにも手が加えられているので、初めて走行する場所でもリズム良く駆け抜けることができる。このリズムの良い走りはGRヤリスにも引けを取らない印象だ。
エアロパーツはオーナーの好みがあるが、ECU、マフラー、サスペンション、ブレーキというメニューでもココまで走りのレベルが上がるというのは、スイフトスポーツの素性の良さも評価しなければならない。
GRヤリスは手が届かない!という人でもチューニングしたコンプリートカーのスイフトスポーツならば、手軽に乗ることができる。まさに街乗りからサーキットまで楽しめる万能スポーツコンパクトと言えるだろう。
新車コンプリートだけでなく、もちろん現在所有しているクルマもチューニングしてくれるので、スイフトスポーツオーナーでノーマルに物足りなさを感じている人は要チェックだ。
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