充実マイナーチェンジでヤリスクロスも射程圏内!!? 売れ筋輸入SUV VW T-Roc がマイナーチェンジで見せた「驚き」とは??

■ボトムグレードである「TSIアクティブ」に試乗

片岡英明が進化を実感! 足の動きはしなやかで洗練度が高まり魅力が増している
片岡英明が進化を実感! 足の動きはしなやかで洗練度が高まり魅力が増している

 試乗に引っ張り出したのはボトムに位置するTSIアクティブだ。

 エンジンは1497ccの直列4気筒DOHC直噴ターボで、これにデュアルクラッチ式の7速DSGを組み合わせた。

 ゴルフと同じエンジンだが、フラットなトルク特性で扱いやすい。

 ディーゼルターボと比べるとトルク感とパンチ力は物足りなく感じるが、7速DSGの助けもあり、軽やかにスピードを乗せていく。

 ただし、ターボは過給するまで一呼吸のラグがある。そのため登坂路などでは加速時にパンチ不足を感じることがあった。

 だが、Sモードやマニュアルシフトを選び、意欲を見せればそれなりにスポーティな気分を味わうことが可能だ。

リアバンパーのデザインが変更され、力強さが増した。Style以上のグレードにはシーケンシャルタイプのウインカーが標準装備される
リアバンパーのデザインが変更され、力強さが増した。Style以上のグレードにはシーケンシャルタイプのウインカーが標準装備される

 そして驚かされたのがクルージング時の静粛性と快適性の高さである。

 気筒休止システムを組み込んでいるが、その切り替えは注意していないとわからないくらい自然だ。加速時はエンジン音も高まるが、音色だって悪くない。

 T-Rocの魅力のひとつは軽快なハンドリングである。

 サスペンションはストラットにトレーリングアームの組み合わせだ。ゴルフほどの重厚感はないが、挙動は軽やか。コンロールしやすい。

 まだ充分に走り込んでいないが、マイナーチェンジ前のT-Rocと比べると足の動きはしなやかだ。

 16インチタイヤを上手に履きこなしている。為替相場の変動でちょっと値上げされたが、洗練度が高まり魅力を増している。

●VW T-Roc(TSI Active)主要諸元
・全長:4250mm
・全幅:1825mm
・全高:1590mm
・ホイールベース:2590mm
・重量:1320kg
・パワーユニット:1497cc、直4DOHCターボ
・最高出力:150ps/5000-6000rpm
・最大トルク:25.5kgm/1500-3500rpm
・WLTCモード燃費:15.5km/L
・トランスミッション:7速DSG
・価格:394万3000円

【画像ギャラリー】日本導入が決定したハイパフォーマンスモデル「R」も一緒にギャラリーでチェック!(24枚)画像ギャラリー

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