マジで出るの…?　…た、たぶん!!　きっと!!!!　来年ホンダ新型コンパクトSUV日本導入の噂をキャッチ

　2022年9月の頭、正式発表秒読みと見られていたホンダの新型SUV「ZR-V」の延期が発表された。ガッカリされてしまった方も多いと思うが、今回ベストカーには、「ZR-V」とは別の、さらなる新型SUVの情報が入ってきた！

　ZR-V（全長4570mm ※見込み）、ヴェゼル（全長4330mm）のさらに下のサイズとなる、予想全長4200mm、ヤリスクロスやキックス、ライズ＆ロッキーなどを向こうに見据えた完全新規SUVだ。

　来春登場、最激戦区に殴り込みをかける期待の一台について独占情報をお届け！

※本稿は2022年9月のものです
文・予想CG／ベストカー編集部、写真／HONDA、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2022年10月10日号

■2023年、人気車目白押しの小型SUV市場に殴り込み！

　全長4300mm未満、A～BセグメントのSUVはヤリスクロス、キックス、ロッキー/ライズ、ジムニーシエラなどの人気車が目白押し。今や日本車を代表するカテゴリーに成長している。

　意外なことにホンダはそこにハマるモデルを持っていない。

　ヴェゼルは少しサイズが大きく、フィットクロスターはSUVと呼ぶには物足りない。ドル箱市場を自ら放棄している状態なのだ。

　しかし、ようやく参入する。

　来年中に、SUVのエントリーモデルが登場。デザイン、価格しだいでこのカテゴリーのトップを狙える期待の星がスタンバイしているのだ。

　現時点で入っている情報は限定的だが、フィットをベースにしたクルマになることは確実で、そういう意味では本格的な悪路走破性を持つSUVではなく、都会派SUVという位置づけになる。

　フィットは10月のマイナーチェンジ（先行予約は始まっている）で、ガソリンの1.3Lエンジンを1.5Lに換装。

　ハイブリッドの1.5L e:HEVもモーターのパワーアップが施され、走行性能が向上する。

　このエントリーSUVのパワーユニットもそれに準じたものとなるはずだが、以前よりベストカーで報じてきた3気筒1Lターボの可能性も消えてはいない。

　この3気筒1Lターボは130ps/20.0kgm以上を発揮するエンジン。欧州仕様のシビックにはすでに搭載されており、一定の評価を得ているユニットだ。

　ボディの小さなエントリーSUVならパンチ力のある走りを楽しめる。

　とはいえ、メインはやはりe:HEV。ライバルのヤリスクロスが驚異的な燃費性能で人気を得ているだけに、SUVといえどもハイブリッドが中心の構成となるだろう。

　ボディサイズはフィットよりもひと回り大きな全長4200×全幅1760×全高1600mm前後となりそうだ。

　室内の広さやシートアレンジの豊富さで競合車を凌駕するフィットだけに、エントリーSUVもクラスを超えた居住性が大きな武器となる。その点ではライバルを突き放せること確実だ。

　価格はe:HEVの4WDで250万円前後スタートと予想。半導体不足などの理由で発売延期となったZR-Vの影響を受けるのは必至だろうが、人気のカテゴリーだけに大ヒットも十分期待できそうだ！

●ホンダ エントリーSUV（e:HEV）予想スペック
・全長×全幅×全高：4200×1760×1600mm
・ホイールベース：2530mm
・車両重量：1250kg
・パワーユニット：直4、1.5Lハイブリッド
・エンジン最高出力/最大トルク：100ps/13.0kgm
・モーター最高出力/最大トルク：120ps/26.0kgm
・駆動方式：4WD
・WLTCモード燃費：24.0km/L
・予想価格：250万円～
・登場時期：2023年春
※FFの設定もあり