【CX-5 フォレスターを超えた!?】ここまで来たか中国車 ターボ&DCT搭載の超激安SUVが凄い!!!

VV6の実力は国産SUV勢を脅かすか

国産ミドルSUVの実力派、フォレスター。全長×全幅×全高は4625×1815×1715mmで、VV6と近似値。2L水平対向エンジンは184ps/24.4kgmというスペック。価格は「ツーリング」で280万8000円

 では、走り出そう。コクピットに腰かけドラポジを決める。ステアリングにはチルト&テレスコがあり、ドラポジはビシッと決まる。コクピットからの視界も問題なく良い。

 インパネ周りもなかなか高級感があり、安い系の中国車とは全く異なる世界がそこにある。明らかに高級感がある。

 メーターパネルはフルディスプレイで、表示デザインも3種類からチョイスできる。これは走行モードのエコ、ノーマル、スポーツを切り替えることでも自動的に切り替わる。

VV6のインテリアとインパネ周り。一時の中国車にあったような安っぽいイメージはなく、極めて現代的にまとめられている。

 では、セレクトレバーをDレンジに入れてアクセルを踏み込む。なかなか力強い加速感だ。

 7速DCTのシフトも若干のラグはあるが、DCTらしいマニュアルなフィール。エンジンの最高回転数は5500rpmと低めではあるが、振動感が少なくスムーズ。そして、回転数の範囲内ではとてもトルクがある。

 意外に感じたのがサスペンション。ソフトでスラロームや急ブレーキなどで、とてもスムーズなストローク感だ。

 フロントにストラット式でリアにマルチリンクと、国産SUVと変わらぬサスペンション型式なのだが、日本車に比べて圧倒的に柔らかい。

 それゆえに乗り心地がとても良く、ロールのフィーリングが心地よい。タイヤはミシュランを履いているので、サスペンションのフィーリングは正確に把握できた。

 このサスペンションのスムーズさをサポートしているのが堅剛なボディだ。ボディ剛性は、かなり高いと感じる。サスペンションはソフトだが、ステアリングに微小舵の入力を入れた時、即座にフロントノーズが反応する。

 それだけノーズ周りも含めた応答性が高く、ゆえにハンドリングに関する剛性は高いと感じるのだ。スラローム、緊急回避、8の字走行、急ブレーキと、どれをとっても及第点以上だ。

 4人乗りでの市街地では、若干サスペンションがバンプラバーに底打ちするのを感じたが、1~2人乗りでは全く問題なくラグジュアリーな移動が楽しめる。

 エンジンパワーこそ日本車にはまだ及ばないが、車両そのものの作りには目を見張るものがある。

 コストパフォーマンスもしかり、中国車の未来からは今後も目が離せない。

国産SUVと比較しても柔らかく、よくストロークする足回りが特徴的なVV6

■WAY VV6 主要スペック
・全長×全幅×全高:4625×1860×1720mm
・トランスミッション:7速DCT
・エンジン:2.0L直列4気筒ターボ
・最高出力:197ps
・最大トルク:355Nm(36.2kgm)
・0-100km/h加速:9.1秒
・価格帯:約230万~270万円(※現地価格の日本円換算)

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!