冬が来る前にそろそろ準備をしておきたいのがスタッドレスタイヤ。いろいろなメーカーの製品があるし、どうやって選ぶべきなのかむずかしいという人も多いだろう。
そこでベストカーWebでは世界最強との呼び声も高いバリエーション豊富な雪道が広がる北海道で、ヨコハマタイヤのiceGUARD6を試してみることに。
東京生まれの担当が微妙な雪道知識を胸に向かった北海道。グルメをしつつ、iceGUARD6の実力をお伝えします。
文:ベストカーWeb編集部 写真:ヨコハマタイヤ、AdobeStock【PR】
■えっ、函館から札幌まで300kmもあるの??
実は北海道はとんでもなく大きい。北海道に住む皆さんにとっては「なにを当たり前のことを……」と思われるだろうが、担当のような東京育ちの人間からするとそのとてつもないスケールの大きさにびっくりする。
いま思えば笑い話だが、担当が高校生の頃、青春18きっぷで旅をしていた時期がある。その時に札幌から函館まで1日で移動しようとなんとなく思っていた。
ところがどっこい札幌と函館は約300kmは離れている。特急列車で3時間30分はかかるというなかなかの遠距離ぶり。クルマだと4時間程走る必要がある。
そんな函館から札幌への冬の道のりをヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ「iceGUARD6(アイスガードシックス)」と共に走り、北海道の魅力をお伝えしようというのがこの企画。
心配になるのはやはり移動距離と冬の北海道の路面。なんせ担当、東京生まれ東京育ち。雪道はスキーの往復程度。世界最強とも言われる北海道の雪の路面に立ち向かえるのか……??
前日は心配のあまり眠れない、なんてこともなく睡眠充分でさっそく函館まで空路で移動。函館に一泊し、札幌まで移動するという計画。まずは函館で超新鮮な海鮮丼を食します!!
函館空港に14時に到着して借りだしたクルマは4WDのSUV。足元はもちろんヨコハマタイヤのiceGuard6。晴れていたこともあり視界は良好だが路面は前夜から降った新雪が積もっている。
目指すは魚市場。除雪が完了した道路ではウェット路面も多くあったがなんら気を使うこともなく走ることができた。
途中で市電の軌道上を除雪する「ササラ電車」に遭遇。地元の人に聞くとそこそこ降雪がないと出動しないらしく「見れたらラッキー」とのこと。
一方の道路の除雪は行き届いているものの、信号周辺などはうっすらと雪が残っている。今回のクルマは4WDモデルではあるがラフな操作は禁物だ。
都会人の担当が一生懸命に書物で学んだ雪道運転の基本は「急をつく動作をしない」。靴のソールに全神経を集中させ(いま思えば考えすぎだが必死だった)、じんわりとクルマを動かす。
足元のiceGUARD6は雪を「グググッ」と掴み前に進む。これはタイヤのトレッド(溝)がしっかりと雪を掴んでいるのだろう。右足のヒラメ筋を酷使するアクセルワークをしていた担当は拍子抜けするほど。
そうこうしているうちに魚市場に。観光ガイドブックによるとどのお店も評価は横ばい。こういう時は地元の人に聞くに限る。老夫婦が切り盛りするお店を勧められた。
結果的に大正解!! 海鮮丼はご覧のとおり豪勢で、羽田空港から水分しかとっていない担当の身に染みわたります。
昼食というべきかおやつというべきか、新鮮な海鮮丼を堪能した後はやはり函館の夜景。夕暮れも近く函館山の近くまでクルマを走らせてみる。
日暮れで道路上の雪も少し固くなってきたように感じる。思いついてクルマを止めて降りて歩いてみるとかなり滑る。
凹凸のないスニーカーでは足元を掬われるほどツルツルしている。あまり意識なく走っていたがこれほどまでに滑る路面をiceGUARD6なら普通に走れていた。スタッドレスタイヤの本領発揮だ。
クルマを走らせ函館山が近づいてきた。冬季は車両通行止めになっている函館山だからロープウェイで山頂まで登ることに。眼下に広がる光景は圧巻。澄んだ空気で透き通って見える函館市内はまるで真珠のようだ。
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