ラリーといえばやっぱ三菱よ!! トライトン2台が圧巻の走りだった件【PR】

ラリーといえばやっぱ三菱よ!! トライトン2台が圧巻の走りだった件

 7月4日からスタートした2025 ARK ラリー・カムイ。今年は竹岡圭選手が駆るモモトンことピンクのトライトン。そしてD1グランプリでも大活躍中の川畑真人選手と2台が参戦。どちらも三菱自動車が技術協力しているのだ。上位入賞とはならなかったものの、マシンの完成度に加え圧巻の走りをどうぞ!! 個人的な感動ポイントはラリーに三菱が戻ってきたことを喜ぶ多くのファンの姿だった!!!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:三菱・ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】こ、これ欲しい!! 市販車に設定切望の装備を写真で!! 荷台がスゴいことになっている川畑トライトンの全貌も一挙に(71枚)画像ギャラリー

三菱の本気がスゴい!! ミッションはまさかのAXCR仕様だゾ

コラムではなくステアリング後ろにパドルシフトを装備
コラムではなくステアリング後ろにパドルシフトを装備

 昨年のラリー・カムイは準備期間が短かく、完成形とはいえないデキであった。今年は昨シーズンから練りに練ったマシンで参戦することとなったのだ。

 2台それぞれ足まわりのセッティングなどは異なるものの、トランスミッションはATのままながら東南アジアで開催されるAXCRマシンと同じ制御を取り入れたほか、トライトンに設定のないパドルシフトも装備。タイヤはどちらもトーヨータイヤの新作オープンカントリーR/Tトレイルで、昨年よりもレベルアップを果たしている。

Mモードの+と−を市販車と逆にするなど地道な改良を実施
Mモードの+と−を市販車と逆にするなど地道な改良を実施

 ちなみに昨年、任意でシフトアップ/ダウンをする際はシーケンシャルシフトで操作、かと思えばラリーの進み具合によってはDに入れるなど、シフト操作に翻弄された竹岡選手。

 そんなことから「パドルシフトがいいのでは?」となり、装着することに。設置場所はステアリングの後ろ、多くの三菱車はコラムに装着いるため三菱としてはかなり珍しい仕様なのだ。イメージ的にはアウトランダーPHEV並みの小ぶりなサイズであった。

 加えて、スペシャルステージ(SS)においてのみ先進装備をカットできる機能も追加。というのも昨年はSS走行中に制御が入ってしまい、思うように攻められないシーンが多々あったことから、こちらも三菱が技術協力したのだ。

まさに竹岡圭仕様!! 川畑マシンだって脅威の軽量化が衝撃

ご覧の通りサイドステップを見事半分にカット!! 軽量化を考えると取っ払うのがベストだが乗り降りの利便性を考えた結果の判断
ご覧の通りサイドステップを見事半分にカット!! 軽量化を考えると取っ払うのがベストだが乗り降りの利便性を考えた結果の判断

 竹岡選手のモモトンはこれに加えてサイドステップを左右それぞれ半分カット。軽量化を考えるならばごっそりなくした方がいいものの、身長158cmの竹岡選手の利便性を考えて半分となったのだ。万一の際にすぐに脱出できた方がより良いという判断だ。

 一方の川畑選手のマシンはサイドステップを左右ともに廃したほか、バックゲートを排除。加えて荷台部分を1/5程度カットし軽量化するなど、それぞれ違うアプローチで挑むこととなった。

初日は見事完走!! とはいえ反省点も多々…DAY2に備えろ!!

コーナーをこれでもか!! と攻める川畑号。この走りはさすが!! ギャラリーも総立ちで大歓声の嵐
コーナーをこれでもか!! と攻める川畑号。この走りはさすが!! ギャラリーも総立ちで大歓声の嵐

 ラリー・カムイ2025は例によって2日間実施され、初日のDAY1ではそれぞれ順調な走りを見せてくれた。DAY1の最大の見せ場は多くのギャラリーが見守るSS4だ。

 簡単にいえばクルクル2周大きく回るのだが、ここで竹岡選手のモモトンは見事なターンを披露するもミスコースをする一面も。聞けばコミュニケーション不足が原因だったというが、その後は快調な走りで1日を走り終えた。

 川畑選手はSS4でクラストップの成績を納めるなど、三菱ラリーここにアリ!! といった状況に。その調子でいくかと思いきやコーナーを曲がりきれずにクラッシュ寸前となる一面も。

「これ以上攻めちゃいけない。そこからは自分にブレーキをかけながら走り抜きました」と川畑さん。多少のトラブルはあったものの、2台ともに無事に完走したのはお見事なDAY1であった。

次ページは : 竹岡マシンは朝からフルパワー出ず!! 川畑選手の言葉がさすがのひと言

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