ゲリラ豪雨でオールシーズンタイヤのありがたみを体感‼
今年の1月、ベストカー恒例の「雪道テスト特集」の取材にレヴォーグも参加した。冬晴れの関越道を下り、群馬県北部の昭和インターを過ぎると路面は黒々としたウェットとなった。外気温が思ったほど低くなかったため、降った雪がすぐに融けて水になるためだ。
水しぶきが上がるほどの路面状況にもかかわらず、シンクロウェザーはしっかりと水膜を切り裂き接地感が伝わってくるため安心感が大きい。ここまではトレッドパターンによる排水性能が大きな要因なのだが、ここから先、レーンチェンジをする際などの微小舵角を与えた際のジワリとした反応は、まさに「水スイッチ」によるトレッドゴムの柔軟性が大きく寄与している。雨の高速道路で、このしっかりとした接地感は大きな安心なのだ。
一般的にスタッドレスタイヤはウェット性能が厳しいのだが、シンクロウェザーはスタッドレスタイヤと比較してではなく、ウェット性能に優れると評価されるサマータイヤと比較しても、それ以上の安心感がある。
この安心感の高い耐ハイドロプレーニング性能と、コンタクトグリップは2万キロ以上走った現在もまったく変わらない。「水スイッチ」でソフトに変化したトレッドゴムは乾燥することで元の硬度に戻るため、ドライ路面では本来のしっかり感がすぐに戻る。夏の高速道路で幾度もゲリラ豪雨に遭遇したが、このような場面では、特にシンクロウェザーの「夏タイヤ」としての性能の高さを実感した。これは特筆ポイントだ。
2回目の冬を迎えて、ますます頼もしさで期待が膨らむ‼
今年は11月下旬に早くも関越道の新潟県内で降雪による冬タイヤ規制が生じた。例年よりもずいぶんと早いタイミングだったが、シンクロウェザーを履きっぱなしのレヴォーグだから、急な取材があったとしても何の不安もない。
欧州の厳しい基準により、シンクロウェザーに付与されている「スノーフレークマーク」は冬タイヤとしての性能を担保する証だ。高速道路の冬タイヤ規制にも適合する。さらに、国連欧州経済委員会(UNECE)の氷上性能基準(ECE R117)をクリアしたタイヤに刻印される「アイスグリップシンボル」もオールシーズンタイヤとしては初めて付与されているのも特筆ポイント。スタッドレスタイヤと同等の氷上性能が、客観的な試験データとして証明されているということだ。

もちろん過信は禁物だし、実際、本格的な最新スタッドレスタイヤと比べれば凍結路面でのグリップ性能はやや劣る。それでもアイス路面で従来のオールシーズンタイヤとは比べ物にならないグリップ力を発揮するので、今の時期の急な降雪や、朝晩の冷え込みによる凍結路面での頼もしさは絶大だ。
間もなく本格的な冬を迎えるが、シンクロウェザーを履いた社用車のレヴォーグで降雪エリアへ取材に行くのが楽しみだ‼
【画像ギャラリー】雪が降るのが待ち遠しい!! 1年2万キロ走ってもシンクロウェザーは頼もしい性能を維持(8枚)画像ギャラリー









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