豊田理事長が定義づけた「SDVの目的は交通事故ゼロ」の意義
昨今注目されるSDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)は、ソフトウェアの更新で機能をアップデートできるクルマを指す。音楽や動画、ゲームなどエンターテインメント性の向上に注目が集まりがちだが、TMFの豊田理事長(トヨタ自動車会長)は「SDVの一番の目的は、悲しい交通事故をゼロにすること」と定義づけた。
八木氏はこの言葉の重みをこう語る。
「TMFは交通事故ゼロ社会の実現には『ヒト』『モビリティ』『インフラ』の三位一体の施策が重要だと考えています。SDVはインフラとの協調や人への効果的な働きかけを可能にし、事故削減の強力な武器となります。トヨタがNTTと共同で取り組む『モビリティAI基盤』の構築も、まさに事故ゼロに向けた土台づくりだと思います。」
「モビリティAI基盤」とは ヒト、モビリティ、インフラから収集した膨大なデータをAIで統合処理し、安全で効率的な移動を支えるシステムだ。モビリティAI基盤が整えば、見通しの悪い交差点での歩行者や自転車の飛び出し防止や高速道路でのスムーズな合流支援などが可能になる。
事故防止のみならず、街全体の交通最適化や物流の効率化まで見据えた壮大なプロジェクトだ。2028年には社会実装を進めるというから夢物語では決してない。
八木氏は続けてこう教えてくれた「TMFの活動もまさに実証から実装へ、言い換えれば、従来の支援中心ではなく、交通事故ゼロに向け、その仕組みづくりに主体的に関わっていこうとしています」
地道なTMFの活動だが、実装が進めば、より「人の理解」と「行動変容」が進むはずだ。これからの活動に期待したい。
今回は「交通事故ゼロ」に向けた取り組みを俯瞰した。交通安全の取り組みが大きく変わろうとしていることを感じていただけただろうか。
次回はTMFが最も力を入れている分野のひとつ「7歳児の交通事故防止対策」を深堀りする。
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