盗難対策も後付けで強化!「Smart Upgrade Switchセキュリティシステム」
近年、ますます巧妙化している車両盗難に対応した、新たなトヨタ純正セキュリティシステム2種に注目したい。
「Smart Upgrade Switchセキュリティシステム」が2025年12月18日に発売。2025年10月より用品として正規販売店で提供開始した「セキュリティシステムプレミアム」についても、2026年夏以降に「TOYOTA UPGRADE FACTORY」および「LEXUS UPGRADE FACTORYでもご提供を開始する予定。この2つのアイテムの取材会に参加したので解説していきたい。
これまで車両盗難対策の後付けパーツ第一弾として、トヨタが2023年8月に後付けのトヨタ純正セキュリティシステムを発売。CANインベーダーに対応するべく、車外からCANに不正侵入して流し込まれる信号を遮断する部品を追加することで、不正なドア解錠やエンジン始動を抑制。工賃込みだとプリウスの場合は2万5135円、そのほかは3万3200円(3年6万km保証)となっている。※第一弾商品はUPGRADE FACTORYでは取り扱いはありません。
第2弾となるのが「Smart Upgrade Switchセキュリティシステム」。このセキュリティシステムは車両に標準搭載されている機能とは別に追加できるセキュリティ機能で、純正用品初のエンジン始動ロックが可能なマートフォン連携モデルとなっている。
スマートフォンが第2の鍵になることで、リレーアタックやCANインベーダーなどの幅広い手口に対応。主な機能としては①エンジン始動ロック、②スマホプッシュ通知、③犯人への音声威嚇。
順を追って説明していこう。
■不正始動を抑制する「エンジン始動ロック」
新たに独立したエンジン始動認証を構築し、スマートキーとスマートフォンアプリでの始動許可指示の両方が揃った場合にのみ、エンジンの始動が可能となる。エンジン始動ロックは警戒ONに設定しておけばスマートフォンとの通信がなくても降車後自動で実施される。また常時警戒のON/OFF、夜間のみといった時間限定警戒などの設定が可能。
■不正な乗車を通知する「乗車検知時のスマホプッシュ通知」
警戒中のドアの解錠やエンジン始動操作を検知した場合、Bluetoothの電波が届く範囲内においてスマートフォンにプッシュ通知を行う。Bluetoothなので必ずしもリアルタイムになるわけではない。また電波が届かなかった場合でも、次回接続時に乗車検知ログを確認できる。
■音声スピーカーによる犯人を威嚇する「音声威嚇」
警戒中のドアの解錠やエンジンの始動操作を検知した場合、専用スピーカーから犯人への威嚇音声(日本語/英語)を30秒間車内に流し、犯人への明確な威嚇を行う。ただし、ETCほどの音声レベルで、周辺に大音量で異常を知らせるアラーム機能ではない。
またOTA(無線通信を利用してソフトウェアを更新する仕組み)に対応しており、セキュリティ機能を必要に応じてアップデートできる機能も搭載している。注意点としては必ずしも、アップデートを約束するものではない。
専用アプリは車両最大3台まで管理(車両1台につき本体1台必要)、同時ログインは4台まで接続可能。ちなみにスマートフォンを紛失した場合は、予め登録した任意のコマンドを車両操作で入力すれば、エンジンを始動することができる。Bluetoothの接続範囲は、環境端末にもよるが10数mとのことだ。


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