「挙動を考える」時間が生まれるのが嬉しい
まずはオフロードから試乗してみよう。今回は減衰力を最弱にして乗ってみたが、柔らかい乗り味だけではなく、その減衰力の出方がとても頼もしい。
純正も2023年モデルから比較的ソフトになったのだが、ちょっとだけ突っ張るような挙動を感じる。特に伸び側は急激にピョンと戻るような挙動もあり、オフロードだと頼もしい反面、4Lなど低速走行時は少し違和感を感じていたのだ。
今回「ビッグカントリー」を装着して感じたのが、その挙動がじっくりと粘るところにある。グーっと沈み込み、ジワーッと戻るのがとても安心感が高い。たださすがに最弱の減衰設定だとロールが大きくなりすぎるのでキャンバーで怖さもでる。
色々と試行錯誤をしてみたところ、4Lでキャンバーやモーグルを楽しむならフロント4:リア3あたりのセットがベストにも感じた。もちろんオンロードでもオフロードでも、車両の仕様や乗り方によって最適解は異なるぞ。
次にオンロード試乗といこう。今回は3000kmの道程を高速道路8:一般道2のペースで走行。舗装路も雪道も凍結路も実走行して感じたのはズバッとまとめると「先を読める時間」を得たことだ。
これまでは高速道路での車線変更でも、横風や路面状況ではぐらっとお釣りが来るような挙動があったのだが、MCBと相まって運転席からテールゲートまでの挙動が手に取るようにわかるようになった。
コーナリングでもこれまではフレームごとしなっていた動きから大きく変わり、MCBでしゃっきりしたのに加えて、今回の足回りがしなやかな減衰で上質な雰囲気になった。先読みができるようになったのでドライビング玄人でも不満はないぞ。
それでも本質のオフロードの乗り味もバッチリだから「ランクル70らしさ」という部分がスポイルされることはない。
ランクル70の乗り心地を変えるは「アリ」だ
また乗り味も純正の「ドスン」という激しい上下動ではなく、じわっと動くから首が痛くなるような乗り味からは解放される(純正も悪くないと思っていたが、さすがにアフター品はひと味違う)。
ランクル70のキャラクターとして武骨で「乗り心地なんか考える必要ないだろ」という意見もわかる。しかし進化の余地があるのも事実で、世界中でローカライズされたランクル70が生き残っているのがその最たる証明だ。
ましてや純正車高にも対応しているショックアブソーバーキットなので、同社の激推しホイール「ブラッドレー」シリーズとの同時交換でもいいし、純正ホイールのままでもOKというのが嬉しいところ。
編集部のおすすめカスタマイズ順としては、まずスタイリングも含めてホイールを「ブラッドレーV」に。それからMCB、そしてビッグカントリーの順番だ。手間が大変という場合は一気に変えちゃうのも吉。闇雲にリフトアップするのが最善とも限らないので、自分のスタイリングにあったカスタマイズをしてほしい!!
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