東日本大震災から10年 エクリプスクロスPHEVで復興進む東北の今を訪ねる【PR】

 エクリプスクロスPHEVの走りの醍醐味といえば、低重心がもたらす安定したコーナリングフォームとS-AWCによる安定した4輪のトラクション制御だが、もうひとつ忘れちゃいけないのが、しなやかな足回りがもたらす良質な乗り心地。モーター駆動ならではのトルクフルな走りと相まって、日常的な足としても使い勝手が抜群にいい。

エクリプスクロスPHEVの災害時の強みは給電性能のみではない。あらゆる路面状況に対応するS-AWCを搭載し、SUVならではの車高の高さと併せて、ラフロードや凹凸路でも走破できる心強さがある
エクリプスクロスPHEVの災害時の強みは給電性能のみではない。あらゆる路面状況に対応するS-AWCを搭載し、SUVならではの車高の高さと併せて、ラフロードや凹凸路でも走破できる心強さがある

 クルマが陸前高田市に近づくと、まず目に入ってくるのは巨大な防潮堤だ。4年前に完成したこの巨大建造物は、高さ12.5m、全長約2kmというスケール。震災前にあった高さ5.5mの防潮堤が津波で全壊したことを考慮し、高さを倍以上にかさ上げするとともに台形断面のより強固な構造を採用、11.5mクラスの津波に耐える設計だ。

 防潮堤の向こう側には、かつて高田千本松原と呼ばれた美しい松林が広がっていたが、その姿を取り戻すべく新たな松の植林も進められている。

陸前高田市の海岸線を望む。津波被害を受けたことで、現在はこの高台に集落が移転しており、復興が急ピッチで行われている。ここからは、かつて集落があった地域や、津波対策の堤防、奇跡の一本松が一望できる
陸前高田市の海岸線を望む。津波被害を受けたことで、現在はこの高台に集落が移転しており、復興が急ピッチで行われている。ここからは、かつて集落があった地域や、津波対策の堤防、奇跡の一本松が一望できる
震災後に造られた高さ12.5m、全長約2kmというスケールの防潮堤。海岸線には、流失してしまったかつての名勝・高田松原を再生させるため、松が植樹されていた
震災後に造られた高さ12.5m、全長約2kmというスケールの防潮堤。海岸線には、流失してしまったかつての名勝・高田松原を再生させるため、松が植樹されていた
約7万本と言われる松が流失したなか、唯一耐え残った「奇跡の一本松」。塩害などで枯死してしまったため、現在は複製となっているが、復興や希望の象徴として変わらず立っている。津波被害を受けたユースホステルも震災遺構として残る
約7万本と言われる松が流失したなか、唯一耐え残った「奇跡の一本松」。塩害などで枯死してしまったため、現在は複製となっているが、復興や希望の象徴として変わらず立っている。津波被害を受けたユースホステルも震災遺構として残る

 防潮堤の内陸側には復興祈念公園が整備され、その一角には移植された「奇跡の一本松」や道の駅とともに「東日本大震災津波伝承館」が建設された。

 取材を兼ねてわれわれも見学させていただいたが、あの地震と津波の被害のすさまじさを再認識するとともに、こういう悲劇を繰り返さないためにわれわれは何をすべきか、自分なりに大いに考えさせられるものがあった。

 東日本大震災から10年を経て、被災地のインフラは着実に復興しつつあるが、そこに暮らす人びとの生活再建はまだ道半ば。工事用車両やクレーンなどが姿を消して町が以前の落ち着きを取り戻すには、まだしばらくの時間が必要だし、なにより経済が回るようにならなければ人びとの日常は戻ってこない。

防潮堤から高田松原津波復興祈念公園を望む。公園内には犠牲者への追悼のための献花台が設置されている。正面に見える建物に、道の駅「高田松原」と「東日本大震災津波伝承館」が入っている
防潮堤から高田松原津波復興祈念公園を望む。公園内には犠牲者への追悼のための献花台が設置されている。正面に見える建物に、道の駅「高田松原」と「東日本大震災津波伝承館」が入っている
東日本大震災津波の事実と教訓を世界中の人々と共有し、自然災害に強い社会を一緒に実現することを目指し、2019年9月に開館した東日本大震災津波伝承館
東日本大震災津波の事実と教訓を世界中の人々と共有し、自然災害に強い社会を一緒に実現することを目指し、2019年9月に開館した東日本大震災津波伝承館
今回は解説員の千田房代さんに館内展示の説明をいただいた。パネル展示だけでなく、被災した気仙大橋の一部や消防車なども展示されており、いかに津波の威力が強力であるか知ることができる
今回は解説員の千田房代さんに館内展示の説明をいただいた。パネル展示だけでなく、被災した気仙大橋の一部や消防車なども展示されており、いかに津波の威力が強力であるか知ることができる
津波がいかに恐ろしいものかだけでなく、被災した際の「逃げる」「助ける」「支える」をどうするべきか? という教訓についても学ぶことができる
津波がいかに恐ろしいものかだけでなく、被災した際の「逃げる」「助ける」「支える」をどうするべきか? という教訓についても学ぶことができる
被災前の道の駅「高田松原」だった建物。建物の側面に赤い看板があるが、震災当時、この高さ(14.5m)まで津波が達したという。将来的には震災遺構として、一般見学が可能になる予定とのことだ
被災前の道の駅「高田松原」だった建物。建物の側面に赤い看板があるが、震災当時、この高さ(14.5m)まで津波が達したという。将来的には震災遺構として、一般見学が可能になる予定とのことだ
東日本大震災津波伝承館の脇には、枯死する前に採取された「奇跡の一本松」の種子から育てられた、直系の子孫が3本植樹されている。保存された一本松とともに、復興のシンボルとなる
東日本大震災津波伝承館の脇には、枯死する前に採取された「奇跡の一本松」の種子から育てられた、直系の子孫が3本植樹されている。保存された一本松とともに、復興のシンボルとなる

 これは、いま話題となっているカーボンニュートラル政策も同様。CO2削減には産業構造の転換が不可避だが、きちんと経済を回しつつ自動車産業やエネルギー産業の構造を変えて行くのは容易なこっちゃない。

 何が言いたいかというと、500万円とか1000万円もするEVだけで世の中を変えることはできないってこと。本気でCO2削減に取り組むなら、コストパフォーマンスがよく使い勝手のいい環境車こそが重要なのだ。

 そう考えると、エントリー384万8900円からというエクリプスクロスPHEVのコスパの高さはすごい。

トヨタ「RAV4 PHV」がエントリーモデルで469万円なのに対して、エクリプスクロスPHEVのエントリーモデルは384万8900円からとなる。アウトランダーPHEVでも436万4800円からなので、そのコスパは高い
トヨタ「RAV4 PHV」がエントリーモデルで469万円なのに対して、エクリプスクロスPHEVのエントリーモデルは384万8900円からとなる。アウトランダーPHEVでも436万4800円からなので、そのコスパは高い

 補助金などのインセンティブを付けないと売れないんじゃサステイナブルとは言い難い。キモは普通のユーザーが欲しいと感じる利便性と現実的な価格。カーボンニュートラル政策にリアリティを感じさせるのは、エクリプスクロスPHEVみたいなクルマだと思う。

■価格とグレード(PHEVモデル)
・P(4WD):447万7000円~
・G(4WD):415万2500円~
・M(4WD):384万8900円~

■エクリプスクロスPHEV 主要諸元
・全長:4545mm
・全幅:1805mm
・全高:1685mm
・ホイールベース:2670mm
・最低地上高:185mm(ガソリンモデルは175mm)
・車両重量:1900~1920kg
・エンジン:直4DOHC
・総排気量:2359cc
・最高出力:128ps/4500rpm
・最大トルク:20.3kgm/4500rpm
・モーター(前):82ps/14.0kgm
・モーター(後):95ps/19.9kgm
・ハイブリッド燃料消費率 WLTCモード:16.4km/L
・EV走行換算距離:57.3km

■取材協力
・宮城三菱自動車販売 石巻店
宮城県石巻市恵み野3丁目1番地4
0225-96-4055
月~土 9:30~18:30、日・祝 9:30~18:00(定休日 水曜日・第二火曜日)

・東日本大震災津波伝承館
岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地(高田松原津波復興祈念公園内)
0192-47-4455
開館時間 9:00〜17:00(最終入館16:30)

●新型『エクリプスクロスPHEV』製品ホームページ

●新型『エクリプスクロス』オンライン発表会の映像はコチラをチェック(YouTube)

【画像ギャラリー】震災から復興が進む「奇跡の一本松」など東北の今 そしてエクリプスクロスPHEVの魅力を知る!!

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