初めてのインポートカーに最適!! プジョー308でカーライフが変わる


 2020年10月14日にバージョンアップされたプジョー308/308 SWは、最新のデジタルヘッドアップインストルメントパネルを導入して視認性などを向上。

 燃費性能などもさらに進化した。今回は充実装備の特別仕様車ROADTRIPを岡本幸一郎氏がテストドライブした。

文/岡本幸一郎 写真/池之平昌信【PR】
初出:『ベストカー』 2021年8月10日号

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■初めてのインポートカーに最適な理由を岡本幸一郎氏が解説!

プジョー308の1.2Lターボガソリンエンジンは高速道路走行時でも十分なパワー。足のいい308は乗り心地も快適だ
岡本幸一郎/モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。軽自動車から高級輸入車まで幅広く市販車の最新事情を網羅。プライベートではスポーツカーを中心に25台の愛車を乗り継いできた。

 このところ日本ではフランス車全般に勢いを感じる。なかでもプジョーはここ数年販売台数を大きく伸ばしており、とりわけその印象が強い。そこには何か理由があるはず。きっと、日本人の琴線に触れる「何か」を持っているに違いないと思い、今回のテストドライブに臨んだ。

 プジョーの勢いが加速したのは、さかのぼると、このクルマの登場あたりではないだろうか。プジョーが末尾を「8」で固定する新ルールを適用した第一弾として、車名を従来から踏襲した現行308は、2014年には欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。その高い評価は、7年が経ったいまでも色褪せない。

 まず走りがよい。軽量高剛性のプラットフォームも効いて、路面からの入力を何事もなかったかのようにしなやかに吸収して軽やかに駆けていくさまには、よくプジョーが「猫足」と評される所以がうかがいしれる。

308の大きな魅力の一つは細部まで作りこまれたデザインだ。ライトはすべてLEDを採用し、ヘッドライト上部にはデイライトが美しく輝く
ハッチバックならではの躍動的なスタイリングも目を惹く

 最新版のパワートレーンも上々だ。エンジンが1・2ℓという小さな排気量で3気筒というと、もっと安普請な乗り味を想像するところ、3気筒としては音や振動も気にならないほどよく抑えられている上に、巧みな過給の制御によりレスポンスがよく力強い加速フィールを実現していることに感心する。

 加えて、その優れた性能を、このクラスで最多の8速に刻まれたATが巧く引き出してくれる。このクラスは欧州勢がDCT、日本勢はCVTが多く見受けられるが、もっとも扱いやすくて走りもよいのはトルコンATだということをあらためて思い知る。

 しかも昨年秋の改良で燃費の公表値が向上したことも念を押しておこう。
 個性的ながら奇抜すぎず、ぜんぜん古さを感じさせないスタイリングにもあらためて好感を抱く。これなら老若男女を問わずどんな人が乗っても絵になりそうだ。

スポーティなデザインのシートは、ホールド感と快適性を両立している
シートにもROADTRIPを示すワンポイントがあり、ステッチが美しい!

 最新版に装備されたシャープなデザインの新しいアロイホイールや、ボディカラーに追加された鮮やかな新色のヴァーティゴ・ブルーも見てのとおり。

 さらに、昨年秋に出たお買い得な特別仕様車ROADTRIPには、各部に配した鮮やかなステッチや上質な表皮のシートをはじめ、アルミペダル&フロントドアステップガードやオリジナルフロアマットなどいくつもの専用装備が与えられている。それで11・5万円高なのだから買い得感は高い。

 実のところ308の次期型がすでに欧州では披露されていて、そちらも気になるところだが、せっかくこうした魅力的な特別仕様車が選べるいまだからこそ現行型を狙うというのも大いにアリだと思う。

スイッチ類は最小限に絞られ、中央の7インチタッチスクリーンに操作が集約されている。指先で直感的に操作でき、操作性とデザインのバランスが素晴らしい
デジタルヘッドアップインストルメントパネルを採用。スピード表示などのデジタルグラフィックは視認性に優れている。クロームの縁取りが美しい

 車内では、プジョー独自の「i-Cockpit」も前述の改良で進化した。これまで指針式だったメーター表示がデジタル表示になり、より多くの情報をわかりやすく表示できるようになったほか、書体が新しくなったり、任意で設定を調整できるようになったりと機能面でもアップデートされていることも要注目。

 むろんタッチスクリーンに機能を集約して物理スイッチを極力なくしたインパネは、いま見ても斬新だ。

ハッチバックのトランク容量は420L~1309L(リアシート折りたたみ時)と大きく、アウトレットで買い物してもたっぷり積み込める!

 思えばこの308は、ベンチマークと呼ばれるゴルフに勝つことを念頭に開発されたので、いろいろな面で実際にも上回っている部分が多い。車内の各部のクリアランスも大半が上回っていたように記憶している。実際に座ってみても狭さを感じるところなどない。

 それでいて当時、ボディサイズが大きくなりすぎると取り回しが悪化することへの懸念から、必要な広さが確保できれば小さくした方がよいという合理的な考え方によりあえて小さくされたわけだが、その絶妙なサイズ感は狭い日本でビギナーが使うにももってこいだ。

 先進運転支援システム(ADAS)についても最新モデルと遜色ないほど充実している。

美しいハッチバックのシルエット、均整の取れたサイドのプレスラインなどの魅力的なスタイリングは、都会の煌めきの中でもひときわ存在感を放つ
またさまざまな風景や自然とも調和するのも308の洗練されたデザインならではといえる

 この価格帯で手に入る輸入車として、これほど好条件の揃ったクルマというのは他にパッと思い浮かばない。

 そして筆者も取材日にひさびさにプジョー308をドライブして、冒頭で述べた琴線に触れる「何か」が、なんとなくわかったような気がしてきた。

 おそらく、プジョーの個性的ながら奇抜すぎないデザインや醸し出す独特の雰囲気が、あまり派手さを好まず、それでいてモノ選びにはコダワリを持つ日本人の感性にマッチしているのではないかとかねてから思っている。

 世界販売が芳しくない時期もあったにもかかわらず、日本では2015年から6年連続でプラスを達成しているのは大したもの。

 これには販売網が再構築されて買い求めやすくなったことに加えて、SUVとクリーンディーゼルのラインアップが充実したことも大いに効いていそうだ。

 そのディーゼルはリニアなトルク特性でいたって乗りやすく、ディーゼルとしては音や振動も小さく抑えられていて好印象。すでに高く評価されているのも納得だ。

■先進運転支援システム(ADAS)の基本機能は全グレードに標準搭載

先進運転支援機能(ADAS)の基本機能は308 / 308 SWの全グレードに標準搭載されている

 現行型の登場時に比べると最新版は大幅にアップデートされており、競合勢に対して見劣りしない内容を誇る。

 前方はレーダーとカメラで監視しており、アクティブセーフティブレーキは約5〜140km/hで作動し、約80km/h以下では停止車両を、約60km/h以下であれば歩行者も検知可能。

 ACCは約30〜180km/hで作動し、車線からはみ出しそうになると自動的にステアリングに反力を生じるレーンキープアシストは、薄れた白線にもある程度は対応する。

 これだけの機能を備えていれば高速道路を使って長距離を走るにも安全に疲れ知らずで十分にドライブを楽しむことができる。

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