ドリキンが暴露する開発秘話! 当初ホイール開発は懐疑的だった!?
そして本イベントの目玉のひとつは、開発メンバーや土屋圭市さんとのトークショーだ。そこでは開発秘話が聞けるだけでなく、会場でスマホから質問を投げかけられるコーナーも。
ちなみに試乗前に行われたプレゼンにおいて、開発時に土屋さんがこだわったというアルミホイールやサスペンションといった専用パーツについての説明が行われた。15インチ/16インチという小径ホイールで剛性を変化させて乗り味を作り出すというのはかなり難しい作業だったという。
なにせ土屋さんですら「そんなS660のホイールサイズで剛性をどうこう言ってもねぇ」と半信半疑でテストコースに来たというが、乗ってすぐにその独特な思想設計に基づいて作られたアルミホイールに驚いたそうだ。サスペンションも純正よりも乗り心地がよく、そして性能が高いというコンセプトのModulo。
今回のトークショーではその内容についての解説もミッチリと繰り広げられた。それを受けたうえで参加者は試乗を行ったのだ。それだけに参加者からの質問は専門的な内容が多かった印象である。
今回特に盛り上がったのはフィット e:HEV Modulo X専用アルミホイールの開発に関してだ。当初土屋さんは「フィットのホイールにそこまでお金を掛ける必要があるのか!?」と懐疑的だったという。
ところが、試作ホイールをテストしていくにつれ違いが如実に表れ、土屋さんも本気になったとか。フィット e:HEV Modulo Xのホイールは“あえて”剛性を落とすことでしなやかな走行フィールを実現しており、そのためにいくつもの試作品をテストしたのだそうだ。
質問コーナーではクルマ好きならではの鋭い内容も。特に印象的であったのが「シビック Modulo Xはなぜ販売されないの?」という質問。これに関し開発担当の松岡さんは「皆さんの熱いご要望が集まれば……応援してください」とコメントし、会場はおおいに盛り上がったのだ。
加えて「ビートのようにS660もデビューから20周年記念パーツの販売はあり得るか?」といった、オーナーならではの質問も飛び出すほどであった。
これぞホンモノ! 初代NSXをドリキンがドリドリ
そして最後に、土屋さん自らが初代NSXのハンドルを握り、ドリフトを披露するといったサプライズ演出も! 来場者はカメラ片手に、ドリフトシーンでは毎回歓声が上がるほど大盛り上がりとなった。
実際に触れられる機会が少ないModulo X、そして開発メンバーや土屋さんとも直接話ができる貴重な機会となった。皆さんの笑顔や活発な発言を見るたびに、ぜひとも次回も実現させたいところ。本イベントの様子は追ってYouTubeに動画をアップするので乞うご期待!
【画像ギャラリー】ドリキンに直接質問も! Modulo X体験試乗会はファンもよだれモノ(50枚)画像ギャラリー
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