このところSUVモデルの人気が追い風となり、オフロード志向のタイヤも流行しつつある。その筆頭がTOYOTIRESのオープンカントリーシリーズだ。このほど最新モデル「オープンカントリーAT III」がデビュー。
早速、三菱 デリカD:5に装着して一般道と高速、さらには悪路にてテストを敢行。ちなみに装着したサイズは235/70R16とデリカD:5をカスタムするうえで、絶大な支持を集めているサイズとなる。今回は、普段からオフロードを愛するプロカメラマンはこのタイヤをどう評するのか!?
文・写真:池之平昌信
【画像ギャラリー】オフロード走行したトレッド面に注目! 素直にカッコいいゾ(15枚)画像ギャラリー普段使いも悪路もイケる! いまこそオールテレーンタイヤがオススメ
“TOYOTIRESのオープンカントリーAT”が新しくなった! と言われても、何のことだかわからない、という方も多いだろう。ちょっとクルマに詳しい男性や、サーキットを走ってるような方ですら「AT? オートマチック・トランスミッションのこと?」などと、言いかねない。
オフロードタイヤのハナシってそんなにマニアックなのか? と思ってしまうが、世の中はSUV・アウトドア・キャンプブーム。風はオフロード方向に吹いている。街中で4WD、AWDのクルマを見かけることも増えてきた。で、そんな皆さんにお勧めしたいのが、このAT(オールテレーン)タイヤなのだ。
Terrainとは地域や地形といった意味だ。(ここ重要)つまり、舗装路、砂地、林道、そういったさまざまな路面を走れるように「バランスよく作ってありますよ」ということだ。
「いやそれじゃ困る!オレは泥沼だろうが砂漠だろうがもっとハードに走る。そのためなら舗装路の乗り心地や騒音は我慢するぜ」という向きにはMT(マッドテレーン)というタイヤもあるのだが、それはジムニーやラングラー、ランクル、パジェロなどをベースに車高アップなどの本格カスタムを施している方が多く、敷居も高い印象だ。よって、オフロード入門者や車体はノーマル重視といった方に、まずこのATタイヤを履いてみることを推奨したいのだ。
舗装路も安心! 少々ノイズがあるも気にならないレベル
と言うことで、やや前置きが長くなったが、今回は「オープンカントリーAT III」を全くノーマル状態の三菱デリカD:5(ディーゼル)に装着してテストを行った。サイズはデリカカスタムの定番となる235/70R16である。
あいにくの雨ではあったが、いつも走っている住宅街から幹線道路、高速道路……とオーディオ類をすべて消し、耳をすまして走行。新車装着のノーマルタイヤに比べれば「コオーー」といった感じのちょっとしたノイズが聞こえるが、ほぼ気にはならないレベルといって良いだろう。
安全運転をしていればクルマのハンドリング、直進性などに影響はない。濡れたマンホールなどで「ツルッ」なんてこともない。海や山、オフロードに行く時だって、「道中の9割以上は舗装路で向かう」という人が大半だ。それに普段の生活と移動を犠牲にしない、という点でも舗装路の性能はとても重要だ。そしてそこはさすがのTOYOTIRES。充分納得の結果となった。
コメント
コメントの使い方これと迷ったけど純正ホイールでブラックレターのトレイルトレーンにした
想定外に静かで驚いた。
速度40~60で少し音するくらい
AT3もパターン似てるから静かそう
でもATプラスとの住み分けが理解できない
AT3の方が悪路に振ってる様だけどホワイレターでもないし。まあRTは町乗りではうるさそうだからその人向けかな?
ホワイトレターが嫌なら
わざわざATタイヤなんかにしない