■「雪化粧もきっとよく似合う」……テリー伊藤(天才プロデューサー)
「アウトランダーPHEVが売れている」と聞いて、まず「あぁ…デザインの勝利だなあ……」と実感した。このクルマのすばらしさは、最新のメカニズムや走行性能、高級感や乗り心地、(性能に比した)価格などいろいろあるが、まずは「デザインのよさ」にあると思うのだ。
このクルマが持つ進化したダイナミックシールドは、「三菱が本当にやりたかったのはこれだったのか!!」と実感できるデザインといえる。
いまの時代、新型車を最初に目にするのはスマホだったりTVだったり、最初はモニター越しであり人工のライトに当たった姿である。そういう状況で自動車評論家やYoutuberが評価するのを見たり聞いて、次に見るのはディーラーの展示車だ。それからさらにある程度時間がたって、太陽の下で街並みの中を走るクルマを見ることになる。
アウトランダーPHEVが発売から1年たってまだ売れ続けているのは、つまり街で見て「いいな」、「欲しいな」と思った人がたくさんいるということだ。流行りの街中華と同じである。新装開店のボーナスステージが終わってからが勝負で、それに勝っているということであり、これはすばらしいことだと思う。
全国の皆さんがご承知のとおり、私自身アウトランダーPHEVを愛車として乗っているが、それはまず外観デザインが気に入ったからであり、今でも街を走ってショーウィンドーに映る愛車の姿にうっとりすることもある。
春先に納車となったから、これから初めて冬を迎えることになり、雪の日が楽しみでならない。アウトランダーPHEVは、きっと雪化粧によく似合う。雪で白く染まった街並みには、押し出しが強く迫力があって華やかな高級輸入SUVが有利だが、アウトランダーPHEVならそういうライバルよりもずっとよくマッチしそうだ。
もちろんPHEVであることがこのクルマの最大のポイントで、実際に遠出すると、EVモードで走る楽しさと「いざとなればガソリンを給油すればいい」という安心感がすごい。このクルマで私は3度ほど軽井沢まで走ったが、そのたびに「もう着いちゃったのか」と思ったほど。
このPHEVであることと高級感のある仕立てが相まって、(メルセデスベンツ)Gクラスやレンジローバーに乗る友人たちにも素直に勧められるし、実際に「これいいね」と言ってくれる。先日はイクラちゃん(アメリカ文化愛好家で、芸能界随一のアメ車好き)に乗せてみたら、「内装がすごく豪華だ」と驚いて気に入っていた。
贅沢を言えば、アウトランダーPHEVは、100台限定とかでいいのでコンバーチブル仕様を作ってほしい。レンジローバーイヴォークにはコンバーチブル仕様があって、世界一かっこいいオープンSUVだと思うが、あれに勝てるのは三菱しかいない。ラリーアート仕様+ブラックエディションで出してくれたらすぐ買います。
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