■運転者だけでなく助手席や後席の家族にも分かる!
(まずはノーマルのN-BOXで特設コースを試乗)
(助手席の)土屋/はい、ここで八の字に回って、ここでアクセルを踏んでください。今はノーマルですから、この感覚を覚えておいてくださいね。
(運転席の)テリー/はい、はい…これ、本当にこういう速度域で「分かる」ものなんですかね?
土屋/ぜひ確かめましょう。ではピットへ戻って、「実効空力」を体感するため「シェブロン」を付けましょう。
(ノーマルN-BOXに、三角形のギザギザがシェブロン形状に加工されたマグネットプレート(高さは5mm)を3本、ルーフ後端へ設置)
(走り出すと…)
テリー/…お、…おお? なんだか「しなやか」になったような、乗り心地がやわらかくなったような…(カーブを曲がってみると)…おー、わかる、これは分かりますね!
土屋/でしょう? 助手席に乗っていても分かりますよ。
テリー/ハンドルを切り出したところのグラッとした感じがなくて一発で決まるというか、曲がっているときにルーフがユラユラしていたのがグッと抑えられているというか…。まるで違うタイヤに履き替えたような感覚ですねこれ。
土屋/そうそう、不思議ですよね。
テリー/これは箱根とか首都高を走るときの安心感が違うだろうなあ。「失敗を許容してくれる」という感じで、雨の日に首都高の継ぎ目を乗り越えるときとかって、ちょっと怖いじゃないですか。そのときの安心感が増すような感覚ですね。
土屋/うんうん。
テリー/運転している人だけじゃなくて、助手席や後席に乗っている人も「あれ、お父さん、なんだか運転うまくなった?」みたいに分かるだろうから、運転が好きな人だけでなく、家族思いの人にもいいんじゃないかなあ。
これ、不思議ですね。あのギザギザを貼っただけですよね?
土屋/そうそう、あれを貼っただけ。
テリー/これは、どこかで売っているんですか?
福田/これは非売品で、あくまで実効空力デバイスの効果を体感していただくため、特別に作ったものです。
テリー/そうかあ…。
実はこの試乗体験にはN-BOXのみならず、シビックタイプRのテールゲートスポイラー装着車も試乗している。こちらにも実効空力の技術は生かされているぞ。ノーマルスポイラーからホンダアクセスのスポイラーでの乗り比べを実施。ドライバーとして試乗して、助手席にも乗ったテリーさんも冒頭に述べたシェブロン形状を装着したテールゲートスポイラーを確認しつつ、体感を深めた様子だった。やっぱり実効空力の有無で体感は違うようだ!!
(試乗を終えて)
大変お疲れさまでした。テリー伊藤です。本日は「ベストカーWeb」に招かれて、ホンダアクセスさんの「実効空力」を試す、ということで、「実効空力デバイス」装着前と後のN-BOXに乗せていただきました。
効果ははっきりわかったし、自分だけでなく同乗者にも分かるくらいでした。すごい。こういう開発をコツコツと続けているエンジニアは応援したいですね。
そのうえで、先日わたくし、自分で持っているヨットの掃除をしていたんです。
そのときふと、自分で使っていた「激落ちくん」(レック社が開発した、洗剤を使わず、水だけで汚れを落とす使い捨てスポンジ型クリーナー)をじっくり見てみたんですが、「このネーミングセンス、最高だな」と実感しました。
だって「激落ちくん」ですよ。誰でもすぐ覚えられて、使い方も効果も分かる。なにより他社がもし似たような性能の製品を出しても、お客さんは「あ、激落ちくんの二番煎じね」と感じるようなキャラクター性もあります。
今回試乗した「実効空力デバイスが搭載されたテールゲートスポイラー」と「シェブロン」は、すばらしいし分かりやすいし、多くの自動車ユーザーに役立つと思うのですが、あとひとつだけ、この「激落ちくん」のような、誰でもすぐ覚えられて、使い方も効果も分かるネーミングセンスがあれば完璧なのに! と感じました。
この「シェブロン」、このまま大手自動車用品量販店に並べてもいいんですが、何かこう、一発で機能や効果が分かって、そのうえキャラクター性も感じられるような名前で売り出したら一気に広まると思います。
そうしたら、ゆるキャラっぽいイラストを付けて「ドン・キホーテ」で売りましょうよ! なんだかいい商売の匂いがしてきました!! 土屋さん、一攫千金のチャンスかもしれません!!
まずはなによりこれ、多くの人に試してもらって効果を実感してもらい、早々に売り出しましょう! 天才プロデューサーが必要な場合はぜひお知らせください!! お声がけ、お待ちしております!!
記事内で紹介しきれなかったタイプR試乗やテリーさんの反応は動画から!!!
【画像ギャラリー】見ればわかる!! これがシェブロン形状か! 走りが激変する実効空力パーツをギャラリーでチェック(25枚)画像ギャラリー
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