現行型をほぼ踏襲する車型ラインナップ
具体的には、カーゴ用シャシーに3軸6×4駆動のCW(車両総重量20/22/25トン)、3軸6×2駆動のCD(車両総重量20/22/23/25トン)、低床4軸8×4駆動のCG(車両総重量21/23/25トン)、低床3軸6×4駆動のCX(車両総重量22/23.5トン)、ダンプ用シャシーにCW(車両総重量20/22トン)、CD(車両総重量20/22トン)、ミキサー車用シャシーにCW(車両総重量20トン)を設定する。
これらのシャシーには、さらにホイールベース、サスペンションなどのバリエーションが存在するのだが、一部マイナー仕様は380PSモデルへの集約、またはUD上尾工場製12速AMT車への統合、あるいは廃止をそれぞれ行なった。逆にカーゴ用CXシャシーの車両総重量22トンモデルには、現行型にはないホイールベースが新設されてもいる。
例外は、凍結防止剤散布で用いられる除雪車専用CWシャシーの7速M/T車で、こちらは総輪駆動車とともに上尾生産モデルを継続する。また、カーゴ用およびダンプ用CWシャシーの高出力420PSエンジン+12速M/Tも上尾生産モデルで、単車型のマニュアル車すべてがいすゞ製シャシーになっているわけではない。
また、タンクローリ用シャシーとして展開している前2軸6×2車型(CV)では、いすゞ製シャシーに移行せずに7速M/T車の設定自体を廃止して、上尾生産モデルの12速AMTに集約するようだ。
そのほかギガ7速M/T車には、4×2駆動車型やショートキャブ(ベッドレス)も展開しているものの、これらは現行型クオン7速M/T車で展開のないバリエーションのため設定がなく、さらにギガ6×2車型カーゴ用シャシーの360PSマニュアル車は9速M/Tだが、これもUDブランドでは省かれている。