アリソントランスミッションは1月26日、同社の6速トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション(AT)が、国産特殊車両メーカー・NICHIJOで開発中の構内用50トン積ダンプトラックに採用されたと発表した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/アリソントランスミッション、Caterpillar
製鉄所内の物流を担う大積載ダンプ

アリソンは世界最大の大中型商用車用トルコンATメーカーで、その製品は、日本では大型路線バスや消防車、除雪車を中心に普及しているが、北米ではクラス4~8にわたる大中型トラック・バスでポピュラーな存在で、ダカールラリー・トラック部門においては多くのチームが採用、さらに欧米そして国産の軍用総輪駆動トラックでも搭載されるなど、高い信頼性と優れたドライバビリティを備えたユニットとして、豊富な実績と定評をもつ。
今回、NICHIJO(旧称・日本除雪機製造)が採用したのは、「4000シリーズ」と呼ばれる前進6段・後進1段の大中型車用トルコンATのうち、『アリソン4440』というバリアントで、NICHIJOが開発を進めている新型50トン積ダンプトラック「NT500LD」に搭載する。
NT500LDは、製鉄所において原料の鉄鉱石や石炭、鉄鋼品の製造過程で生じる鉄スクラップおよび廃棄物などを運搬するための構内専用車であり、NICHIJOが開発した3軸6×4駆動シャシーは、公道用ダンプよりはるかに大きいサイズをもつ。キャブは国産大型トラックと同じだが、トラックメーカーからコンポーネントを調達したもので、クルマとしてはいうまでもなく別物だ。
