C580の構成
C580は操舵軸の数によりシングルステアのほかツインステアアクスルも提供される。またフロントアクスル(操舵軸)に駆動オプションを用意するため、4×4、6×6、8×8、10×10という総輪駆動構成も可能だ。
アクスルの定格荷重も高容量となっており、ツインステアアクスルで44000ポンド(20トン)、タンデムリアアクスルは最大165000ポンド(75トン)をサポートする。
北米市場ではEPA(米国環境保護庁)の規制に準拠するカミンズ「X15」型エンジンが標準となり、定格出力は最大で605hp/2050lb-ft(約2780Nm=283kgm)を発揮する。
また、国際市場向けに輸出仕様ではユーロ規制準拠のエンジン(対応する基準レベルは複数ある)を用意する。
トランスミッションにはケンワースのフルスイートを準備するそうで、マニュアル(MT)のほか、アリソンの「4000」および「6000」シリーズのオートマチック(AT)、さらにこのクラスでは初めてイートンの「エンデュラントXDプロ」自動化マニュアルトランスミッション(AMT)も利用可能となる。
1780平方インチの大型冷却モジュールを備え、高高度や高温環境などでも高馬力運転に対応する。
フレームのレールはシャシーの前端まで伸びるフルレンス型で、大型ポンプなどの特装機械をフロントエンジンPTOで駆動することが可能。エンジン吸気用のエアクリーナーは13インチカウルマウントのERAをデュアルで搭載し(エンジンフードの横にある円筒形のステンレス製パーツ)、機能性・メンテナンス性と、クラシックなケンワースのスタイルを両立した。
アップグレードされたキャブ、実績のある耐久性
エクストリーム・デューティ向けに設計されたC580には、T880などケンワースの他のボケーショナルモデルに搭載する最新の快適性とテクノロジーも盛り込まれた。
優れた視界を提供する新型キャブはC500と比較して大型化したウィンドシールドと、傾斜角を最適化したボンネット、拡大したシート間隔などを特徴とする。カスタマイズ可能な15インチディスプレイに全てのゲージと必要な情報を表示し、より安全で効率的なオペレーションを支援する。また、ヒーター付きのLEDヘッドランプが標準で、あらゆる天候でドライバーの安全性を確保する。
先進技術を搭載するキャブにより、C580は将来にわたって過酷な用途に耐えうるプラットフォームとなっており、先進運転支援システム(ADAS)機能がドライバーをサポートするほか、リモート診断により車両の状態と使用状況に関する分析情報を提供することも可能だ。
もちろん耐久性を重視した設計で、ワイヤーハーネスは耐摩耗性に優れた二重外装となっている。いっぽう、板金製のフードとフェンダー、堅牢な5ピースクロスメンバーなど、メンテナンスとボディ架装のために、コンポーネントへのアクセスのしやすさも考慮されている。
電気系のアーキテクチャは他のボケーショナルモデルと共通で、PTOや補器、灯火類、遠隔スロットル制御、ボディ固有の機能などをシームレスに統合できる。
ケンワースのボケーショナルトラックは、ミディアム・デューティの「T280」からヘヴィ・デューティの「T880」、そしてエクストリーム・デューティの「C580」まで広がった。ヘイグッド氏は「ケンワースは業界で最も充実したボケーショナルトラックのラインナップを提供し続けます」と話している。
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