自動運転で引越しサービスの維持と向上に期待
会見に出席したサカイ引越センターの山野幹夫専務は、「引越し会社として人材の確保や教育、そして現場スタッフの疲労低減は重要。しかし長距離ドライバーの負担は大きい。自動運転の実現は、コスト抑制と引越しサービスの持続に寄与し、企業優位性に関わる『地場のサービス価値』の向上に資する」と期待を寄せる。
同じくハート引越センターの太田至計社長は、「2024年の働き方改革関連法施行に則り、ドライバーと運行管理者、管理職に改正ルールの徹底をしている。だが、ドライバー1人当たりの輸送量は低下するため、輸送量を賄うためにはドライバーと車両を増やさなければならない。自動運転が実現すれば、休憩時間なしでの(長距離)無人輸送が可能となり、そのぶんドライバーの健康や安全を維持しながら運行コストも抑えられる」と期待の大きさがうかがえた。
400kmを超える高速区間をレベル2プラス相当で運行
実証運行はサカイ引越センター、ハート引越センターでそれぞれ年内に4回ずつ実施する。高速道路をレベル2プラス相当の自動運転で運行する際の課題や輸送品質、運行に携わるスタッフの労力、コストを検証し、さらに土日運行や夜間運行による翌日到着も実証する。
なお、サカイ引越センターの実証運行では、東京レールゲートWEST(品川)~サカイ神戸六甲支社(神戸)の約520kmの往復で、うち自動運転区間は東名・綾瀬スマートIC~名神・西宮ICの約450kmを予定。ハート引越センターの実証運行では、ハート東京センター(葛飾)~同大阪センター(摂津)の約510kmの往復で、自動運転区間は東名・綾瀬スマートIC~名神・高槻ICの約440kmを予定している。
また、一般道は手動運転、高速道路はレベル2プラス相当の自動運転で走行するため、途中で手動/自動の切替操作を行なうが、東京側では、綾瀬スマートIC近傍で近々完成するT2専用の『切替拠点』を使用する予定だ。
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