DUNLOPブランドを展開する住友ゴム工業から、トラック・バス用スタッドレスタイヤ「SP011」が8月に発売される。氷上発進性能とライフ性能を高次元で両立させた同タイヤ。その詳細をみていこう。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/フルロード編集部、住友ゴム工業
新スタッドレスタイヤ「SP011」
住友ゴム工業がこのほど発表したトラック・バス用スタッドレスタイヤ「SP011」は、背反する氷上発進性能とライフ性能を高いレベルで両立するとともに、摩耗後の冬性能低下を抑える設計と、リトレッド台タイヤとしての品質を向上させたタイヤだ。
採用技術としては、まず新パターンによりブロック剛性を高めてライフ性能を向上させたほか、エッジ成分を増やすことで氷上路面での引っかき効果も向上させた。
トレッドゴムには卵殻を配合し、卵殻の粒径を大きくするとともに配合量を最適化することで、氷上での引っかき効果を高めて氷上発進性能を向上させながら、ライフ性能の低下を抑えている。
さらに、サイプ深さを最適化することで、摩耗が進んだ後も必要なエッジ成分を維持し、使用初期だけでなく冬の使用期間を通して安定した性能を発揮できるようになった。
これらにより、氷上発進性能は現行品「SP001」比で8%向上し、ライフ性能は同20%以上向上している。
リトレッドも促進
いっぽうSP011はケースプロファイルとビード部構造を見直すことで、リトレッドを行なう台タイヤとしての品質も向上。
新プロファイルでは、サイド部のゴム厚みを最適化しリム組み作業性を向上させたほか、新ビード構造で、リム組み時にダメージが発生しやすい箇所を強化し、ビードめくれの発生を抑制している。
また今回の「SP011」より、DUNLOPのトラック・バス用タイヤとして初めて摩耗して露出するインジケーター形状の「リトレッドガイドサイン」も採用された。
これはリトレッドの台タイヤとして成功しやすくなる最適な取外しタイミングを可視化したもので、台タイヤとしての品質向上や資源使用量の削減・環境負荷低減にもつながる設計となっている。
【画像ギャラリー】ダンロップのトラック・バス用スタッドレスタイヤ「SP011」(8枚)画像ギャラリー












