祖父母、親、子どもで出かけたい。でも大きなミニバンはちょっと重い。そんな家庭に刺さるのがトヨタ シエンタの7人乗りだ。全長4260mmの扱いやすいボディに3列シートを備え、いざという時に7人乗れる安心感を持つ。小さな3列ミニバンの価値を考えたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】シートアレンジ多彩すぎ!! シエンタの便利機能を一挙に(6枚)画像ギャラリー毎日使えるサイズに「あと2人乗れる安心」をプラス
シエンタ7人乗りの最大の魅力は、大きすぎないことだ。ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm。5ナンバー幅に収まり、最小回転半径も5.0mだから、スーパーの駐車場や住宅街でも扱いやすい。大きなミニバンのように構えず、普段使いできるサイズ感がいい。
それでいて、いざとなれば7人乗れる。普段は親子4人で使い、週末だけ祖父母を乗せる。あるいは子どもの友だちを1〜2人乗せる。そんな「毎日は使わないけど、あると助かる3列目」に価値がある。7人乗りの室内長は2545mmで、5人乗りの2030mmより長く、3列シート車としてきちんと空間を確保している。
もちろん、3列目は大柄な大人が長距離をゆったり過ごす席というより、短距離や子ども向けの補助席と考えたい。だが親子3世代で近所の食事、駅までの送迎、旅行先での移動に使うなら、十分に意味がある。必要な時だけ人数対応できるのが、シエンタ7人乗りのうまさだ。
価格と燃費を考えても、7人乗りの現実味はかなり高い
価格はガソリンX 2WD 7人乗りが211万7500円から。ハイブリッドX 2WD 7人乗りは247万9400円からだ。大きなミニバンが300万円台、400万円台へ向かうなかで、200万円台前半から7人乗りスライドドア車を狙えるのはかなり大きい。
燃費も優秀だ。ガソリン2WDのWLTCモード燃費は18.3km/L、ハイブリッド2WDはグレードにより27.6〜28.0km/L。7人乗りでこの燃費なら、日常の送迎や買い物、週末の遠出まで負担は抑えやすい。特にハイブリッドは発進がなめらかで静かだから、祖父母や子どもを乗せるファミリーカーとしても相性がいい。
乗降性も見逃せない。シエンタは低床フロアと両側スライドドアが強みで、子どもも高齢の親も乗り降りしやすい。大柄な3列ミニバンほどの余裕はないが、毎日の運転しやすさ、燃費、価格、7人乗りの安心感をまとめて考えると、シエンタのバランスはかなり強い。
結論として、シエンタは親子3世代で「いつも長距離旅行」には向かない。でも、普段はコンパクトに使い、必要な時に7人乗れるクルマとしては実に現実的だ。小さなボディに7人乗りを詰め込む価値は、まさに日常のなかで効いてくる。
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