13年ぶりに復活したUDトラックスの旗艦「GW」
ここで実車を解説しておこう。UDトラックスはボルボ傘下になった後、クオンの6×4トラクタの販売を休止していたが、いすゞの子会社になったことで商品ライナップを再編し、6×4トラクタを復活させた。
同時にいすゞギガトラクタは、クオンのボディにいすゞ顔となり、UDトラックスの工場で生産される。いわゆるバッヂエンジニアリングとなった。
今回復活するにあたり、13リットルの新型エンジンGH13型、最高出力530PS/最大トルク265㎏mを搭載、これに合わせて12段AMTもチューニング、スムーズで力強い走行性能で輸入トラックに対抗できるパワートレインを手に入れた。
第五輪荷重は16.0tと18.0tとなるが、国内トラックメーカーとしては初めてエアサスペンションが採用された。乗り心地だけでなく積み荷にも優しい。これは大きな進化といえるだろう。
乗用車顔負けの専用革巻きステアリングやホールド性の良いシートが採用され、ドライバーが一日過ごす働く環境も著しく向上した。曲がる、止まるといった基本性能、ベーシックセーフティ、アクティブセーフティ両面からドライバーをサポートできるよう盛り込まれている。
生まれ変わった新型クオン、この本が出る頃には街で見かけるようになるだろう。カッコいい雄姿が楽しみだ。
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