UDトラックスの小型トラック・カゼットがフルモデルチェンジ! 10年ぶりのエルフOEMで得た新しい顔とは!?

先進ドライバー支援システムが充実

新型カゼット標準キャブ車のインテリア
新型カゼット標準キャブ車のインテリア

 安全装備では、電動パーキングブレーキ(EPB)と装着義務化されたバックカメラが標準装備となっているが、さらに先進ドライバー支援システム(ADAS)が大幅に充実している。
 
 まず、標準で車線逸脱警報(LDWS)、ふらつき警報、先行者発進お知らせ機能、誤発進抑制機能(ISIM車のみ)、車間距離警報、プリクラッシュブレーキ(直進時)、ブラインドスポットモニターを装着する。

 そして、パッケージオプション(3種)を通じて、右左折時プリクラッシュブレーキ、フロントブラインドスポットモニター、可変配光型LEDヘッドライト、ドライバーステータスモニター、ドライバー異常時対応システム(EDSS・単純停止型)、標識認識機能、標識連動型スピードリミッター、全車速アダプティブクルーズコントロール(FACC)、レーンキープアシスト(LKA)の装着が可能となっている。

UD車と共通イメージの顔

新型カゼット・ハイキャブ。フロントグリルそのものはOEM車用共通パーツだが、アッパー部のフレームをキャブ同色とすることで、クオンなどUD車とのファミリー感がある顔に仕立てることも考慮されたデザインにみえる
新型カゼット・ハイキャブ。フロントグリルそのものはOEM車用共通パーツだが、アッパー部のフレームをキャブ同色とすることで、クオンなどUD車とのファミリー感がある顔に仕立てることも考慮されたデザインにみえる

 外観は、フロントグリルのアッパー部にキャブ同色のフレームを設けるとともに、その中央にUDエンブレムを置く、エルフとは異なるデザインを採用した。

 これは、エンブレムとその周囲のキャブ色パネルが、グリルのブラック部分に食い込むという、UD車共通のグラフィックスを描くもので、一貫したイメージを表現している。併せて、小トラとしての力強さ、機動性も表現したという。

 内装は、誰にもわかりやすく運転しやすい環境を目指し、操作系と視認性に配慮したデザインとした。メーターパネルには7インチLCDの大型センターディスプレイを組み込み、ADASや車両コンディションなどの情報を的確に表示。また、スイッチ類は操作ジャンルごとにゾーニングして配置した。

 装備仕様グレードおよびその名称はエルフと共通で、標準仕様のSG、ハイグレード仕様のSEカスタム、シンプル仕様のSTの3種を設定する。

 車型展開は、エルフと同じく車両総重量3.5トン超から7.5トン超まで設定する。ただし現時点ではディーゼル車のみで、バッテリーEVは未展開である。

 また、シャシー・架装一体で販売するメーカー完成車についても、エルフと同様のラインナップを提供することになり、大幅な充実となる。

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