そのパフォーマンスとは
これらのコンポーネントが組み付けられるNRRのシャシーフレームも、ベースに対して面積換算で33.5平方インチ(約216平方cm)に及ぶ補強が施されており、特にサイドレールは、外観からはっきりわかるほど天地が高くなっている。
パワートレーンは、22年型NRRガソリン車と同じく、GM製の排気量6.0リッターのV8ガソリンエンジン、アリソン製6速トルクコンバータ式オートマチックを搭載する。NRRにはディーゼル車もあるが、ストラヤには設定しないようだ。また、四駆化に際して追加されたトランスファケースは、ニューベンチャーギア社製(リマニ品?)となっている。
GMのエンジン販売子会社PSIが供給するLNJ型V8エンジンは、最高出力が311HP/4900rpm、最大トルクは2H(2輪駆動)/4H(4輪駆動)モードで48.8kgm(478.6Nm)/4150rpm、4L(低速4輪駆動)モードで124.5kgm(1200Nm)/4150rpmを発生する(ただし24年型NRRのV8エンジンは排気量6.6リッター筒内直噴のL8T型に変更されている)。
最低地上高は約50cm(トランスファケース下端の値。アクスル下端は約36cm)だが、フロントは約59cm(ステップ下端)、リアは約66cm(フレーム下端)あり、前述のとおり約1mのタイヤ外径から、アプローチアングルは38度、デパーチャアングルは48度を確保する。渡河能力は標準で水深50cmだが、オプションで水深91cmまでアップできる。
また、ホイールベース3810mmで長さ3.6mまたは3.9mの荷台を架装した場合、カーブtoカーブの回転半径は15.2mという。