「普通のサイズ」で使いやすくなった!! 厚木市で2台目となるEVごみ収集車が動き出す!!

実際に乗務しているドライバーさんに聞いてみた

2号車は、ベース車両の変更に伴う車両サイズの小型化でディーゼル車と同じ収集ルートが使えるようになった。急速充電器もあるため1日2回運行も可能で、運用の幅が大きく広がった
2号車は、ベース車両の変更に伴う車両サイズの小型化でディーゼル車と同じ収集ルートが使えるようになった。急速充電器もあるため1日2回運行も可能で、運用の幅が大きく広がった

 納車式では、実際にEVごみ収集車を運転しているドライバーさんにもお話を伺うことができた。一番の良いところは「静か」な点だそうだが、静かすぎて住宅街で気づかれにくいこともあるそう。

 かつては収集時に音楽を鳴らしており、いまも車両にその機能は残っているそうだが、夜勤明けの人からのクレームなどを受け、10年以上前からやめているという。今後もしEVごみ収集車が使われるようになったら、この「静かすぎて気づかない」というのは課題になるかもしれない(定刻通りにごみを出すのが前提だが……)。

 また、収集ルートについては1号車は前述の通り車両サイズが大きいので専用の収集ルートを設定していたが、2号車は通常の収集ルートを使用できるので、使いやすくなるという。収集するのは一般家庭ごみで、プレス式はプラスチックごみと特に相性がいいという(隙間からの飛び跳ねが少ないため)。

 なお、これまで2年1号車を運用して大きなトラブルは発生していないとのこと。温度差には敏感で、寒い日は立ち上がりがよくないというマイナートラブルがあったそうだが、大きな問題ではないという。

●主要諸元(2号車)
車両型式:ZAB-FEAVK
キャブ仕様:標準・ハイルーフキャブ
バッテリーサイズ:Sサイズ
バッテリー容量:41kWh(三菱ふそう調べ)
航続可能距離:116km(国土交通省審査値)
充電時間:普通充電(6kW)約8時間/急速充電(50kW)約50分
モーター出力:定格85Kw(115PS)/最大110kW(150PS)
ホイールベース:2500mm
安全機能:衝突被害軽減装置、車両安定性制御装置、車線逸脱警報装置、LEDヘッドライト/インテリジェント・ヘッドライト・コントロール、LEDリアコンビネーションランプ、電動パーキングブレーキ、交通標識認識機能
その他仕様:外部給電機能(V2x)、ePTO、Truckonnect(テレマティクス)
架装型式:GT043-5434E
架装物駆動方式:ePTO型(電力供給式)
積込方式:プレス式
荷箱容積:4.0立方メートル
車両寸法:全長5230mm×全幅1890mm×全高2335mm

【画像ギャラリー】積込方式も変わったぞ!! 厚木市が導入したEVごみ収集車2号車のディティールをチェック!!(8枚)画像ギャラリー

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