主任研究員の三浦進氏は「BEVにおいて重要となる夏のエアコン使用によるバッテリー負荷を大きく軽減できる可能性がある」と語る
屋外での実験のようす。2台の日産 リーフが直射日光のもと停車中。右は通常の塗装、左には自己放射冷却塗装が施されている
屋外での実験のようす。2台の日産 リーフが直射日光のもと停車中。右は通常の塗装、左には自己放射冷却塗装が施されている
屋外での実験のようす。2台の日産 リーフが直射日光のもと停車中。右は通常の塗装、左には自己放射冷却塗装が施されている
サーモグラフィで温度変化をチェック。右(通常塗装)のボンネットは明るいオレンジ色から黄色を示しているのに対し、左の自己放射冷却塗装は暗い赤で表示されている。効果てきめんだ
通常塗装車のボンネット表面温度。49.5℃を表示している
自己放射冷却塗装車のボンネット表面温度。こちらは40.9℃。10℃近くの差があるのは驚きだ
車内にはさまざまな素材を使用しているため、ボンネット表面ほど温度差を感じないが、それでも効果は確認できる。文字通り肌で感じる、というやつだ
実験に使用した日産 リーフのほか、ANAエアポートサービスが空港で日常的に使用しているNV100クリッパーバンにも自己放射冷却塗料を塗装して評価を行っている
屋内でもライトをあてて詳細な実験を行っている
屋内でもライトをあてて詳細な実験を行っている
三浦氏をはじめとした研究者たちが100以上のサンプルを作製し、自己放射冷却塗装の開発に取り組んでいる
三浦氏をはじめとした研究者たちが100以上のサンプルを作製し、自己放射冷却塗装の開発に取り組んでいる
三浦氏をはじめとした研究者たちが100以上のサンプルを作製し、自己放射冷却塗装の開発に取り組んでいる
ライトで強い光をあてて疑似日光を作り出し、塗膜にあてている。後ろのモニターに映し出された映像を見れば効果は一目瞭然だ
ここ最近の夏の暑さを振り返ると、少しでも早く実用化されることを切に願う。期待しています!