首都高を疾走するケータハム セブン340R。反対車線のみなさんも驚かれたことだろう
数多くのクルマに試乗してきたプリ武でさえ、この低さは別格だという。横から見るとほとんど路上に横になっているのと変わらない
40℃超えの猛暑の中、直射日光を浴びつつドライブするプリウス武井氏。熱波に炙られてはいるが、運転する楽しさはじゅうぶん味わえた
ただし、夏のドライブでは暑さ対策は必須。上からの直射日光はもちろん、車高が非常に低いためアスファルトからの熱も感じるので冷却グッズなどが必要だ
340に搭載されるエンジンは英国フォード製デュラテック。1999cc、4気筒DOHC16バルブ。最高出力は172ps/7250rpm、最大トルクは17.7kgm/6500rpm。マツダ ロードスターのトランスミッションと組み合わせることで、最高速度209km/hに達する。NAだが軽量なボディの効果で加速は鋭く、パワーウェイトレシオは3.42kg/psと、日産 GT-Rやホンダ NSXに匹敵する
ケータハム セブン340R
ケータハム セブン340R
ケータハム セブン340R
ケータハム セブン340R
ロータス・セブンの血統を最も感じるコンポジットノーズコーン。標準はFRP製だがオプションでカーボン製の選択もできる
ノーズコーンの上にあるエンブレム。「CATERHAM 7」は言われなくても一目瞭然なのだが、下部分はMADE IN UKではなく「MADE IN GREAT BRITAIN」である。誇り高きジョンブル魂をビシビシと感じる
オプションの高輝度LEDヘッドライトの下部にはデイライトが備わる。タイヤを覆うカーボン製のフロントサイクルウイングもオプション
公道走行が許されたフォーミュラマシンのようなスタイリングにマッチしたドアミラー。視界はしっかり確保され走行中の視認性も高い
ロータス・セブンが誕生した時からテールに設けられているラゲッジスペース。大きな物は積めないが手荷物程度なら収納できるのは有難い
レーシングカーには必須のキルスイッチ。市販車には装備されることのない機能だがケータハムが特別であることを示すアイテム(オプション)
フロントサスペンションの形状はダブルウィッシュボーン。ショックアブソーバーはビルシュタイン製で減衰力調整機能付き
フロントエンジンから伸びるステンレス製サイドマフラー。走行中のエキゾーストノートは高揚感を抑えることが難しいほど心躍る
標準ホイールは15インチだがオプションの13インチを装着。タイヤF/185/55R13、R/215/55R13のAvon製。サイズダウンでグリップ感の向上とバネ下の軽量化に貢献
タイトなコクピットはフォーミュラマシンの趣。カーボンパネルで構成されたダッシュボードはとてもシンプルで必要最低限の機能しかない。ステアリングは26φと趙小径のMOMO製
ドライビングシートは前後にスライドするので窮屈な感覚はない。シートポジションを5センチ低くできるロワードフロアの用意もある
ケータハム独自の装備はたくさんあるが、特に魅力的なもののひとつはシフトレバー。シフトストロークは市販車ではなくまさにフォーミュラマシン
ケータハム独自の魅惑の装備のもうひとつはタイトなペダル。つま先が細いドライビングシューズを用意することをおすすめする