トヨタ 新型ランドクルーザー
2021年6月10日、世界初公開された新型となる300系ランドクルーザー。今作でも走行性能の高さを全面的にアピールしてきた
新型ランクルの寸法は、4950×1980×1925(全長×全幅×全高)mm、ホイールベースは2850mm。ホイールベースや全長、全幅は変えずに(グレードによっては35mm伸びた)、全高を55mm上げてきた
リア周りのデザインは従来型の印象が残っているが、リアフェンダーのふくらみは立派になった。リアウィンドウの傾斜はやや立ち上がったように見える
ダカールラリーの参戦ドライバーからの改善要望を、車両開発に直接反映させたGR SPORTも登場。前後専用バンパーや、E-KDSS、フロントの電動デフロック機構も専用装備する
新型ランクルのインテリア。スイッチなどのレイアウトが整理整頓された印象だ
新型ランドクルーザー(5人乗り)
新型ランドクルーザー(7人乗り)
高精細な12.3インチのワイドタッチディスプレイ。オフロード機能として、直前に撮影したカメラ画像を合成し、設地場所とタイヤの向きを表示するモードも非常にきれいに映る
オフロード走行時のスタックや、失速が起こりやすい路面での走行支援を、6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)から選択できる、マルチテレインセレクト
伝統のラダーフレーム構造は踏襲、高張力鋼板の採用拡大、ボンネット、ルーフ、前ドアパネルをアルミ化し、最新の溶接技術を活用したことで、剛性向上(従来比+20%)かつ200kgにも及ぶ軽量化を達成
油圧パワーステアリングに、電動式の操舵アクチュエーターを組み合わせたステアリングシステム
V35A-FTSガソリンツインターボ。マルチホール直噴インジェクタ付きD-4STの採用、ロングストローク化、バルブ挟角の最適配置を実施。力強い低速トルクと優れた加給レスポンスを生み出す
F33A-FTVディーゼルターボ。新採用の可変ノズル付2ウェイツインターボは、低速域では高レスポンスによる力強い加速を、高速域では大吸気量によるのびやかな加速に寄与する
トヨタ初となる、指紋認証スタートスイッチを採用した
電子制御でスタビライザー効果を変化させるE-KDSS。市街地での走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させる。また、ばね定数やAVSも最適化されている
新型ランドクルーザーのグレード別価格表。これまでの最上級グレードZXは税込730万円。さらにGR SPORT、ディーゼル車のGX、AXが追加された