11代目「シビック」。5ドアハッチバックのボディに1.5Lターボエンジンを搭載。6MTも設定され、走りのモデルである。のちにハイブリッドシステム「e:HEV」車も追加される
フロントから見る限り、デザインは10代目から継承されている様に見えるが、中身は別物。今後のホンダ車の基礎となる「ホンダアーキテクチャー」を採用した最初の車両となる。その結果、走りは更に進化した!
リアに向かって流れるリアウィンドウが特徴的だ。5ドアながらクーペルックの為、全長は4550㎜に達する。ただし10代目と比較してもボディサイズはほぼ変わっておらず、外観よりも中身の進化が著しいモデルとなりそうだ
11代目シビックのインパネ。クーペの様に低い着座位置や、凝ったエアコンの送風口がデザイン等、先代の良さであるスポーティさを継承しつつ、快適性にもこだわった作り込みがなされている
CVT仕様のセンターコンソール。欧州勢の最新モデルに比べるとシフトレバーが存在する事やスイッチ類も多く、ひと世代前の感覚だ。マニュアル車もあり、致し方ないのかもしれない。e:HEV仕様はスイッチシフトになるのか?
フロントシート。Cセグメントらしい大きめのシートながら、走行時は身体を支えてくれるしっかりとした造りだ
後席も5ドアながら、クーペ的な長めのルーフのため、後席の居心地も良い。シートも前席同様しっかりとした造りである
巨大なテールハッチゲートは11台目シビックがハッチバックモデルであることを示す。荷室も広々としており、実用性に問題は無さそうだ
L15Ⅽ型ターボエンジン。ダウンサイジングターボエンジンとして世に出たが、182ps/24.5kgf・mとライバルとなる欧州Cセグメント車を凌駕する性能を誇る
1972年に登場した初代シビック。当時の排ガス規制(マスキー法)をクリアしただけでなく、低燃費を誇ったCVCCエンジンを搭載し、世界中で大ヒット。一気に市民権を得たモデルだ
1972年に登場した初代シビック。当時の排ガス規制(マスキー法)をクリアしただけでなく、低燃費を誇ったCVCCエンジンを搭載し、世界中で大ヒット。シビックの名の通り、初代にして市民権を得たモデルだ