ホンダGB350/Sのセールスが絶好調だ。2021年の発売以来、勢いは留まることを知らず、今から予約しても2022年内の納車は難しいほどの人気っぷりだ
オーソドックスなデザインのGB350。日本仕様は国内の熊本工場で生産される。SOHC2バルブ空冷単気筒348ccは20ps&3.0kg-mを発生し、車重は180kg。55万円
やや前傾するハンドルと専用サイドカバー+シートで、スポーティな雰囲気のGB350S。リヤタイヤはSTDの18インチ+バイアスに対し、17インチ+ラジアルとなる。59万4000円
各メーカーのシェアを現したグラフ。SR400の生産が落ち着いたヤマハのシェアが7月から急落し、ホンダはGBを発売した4月以降に伸長。9月以降はヤマハを逆転し、一人勝ちの状況となっている
ホンダドリーム江戸川の矢澤店長に取材。母体の平野モータースは2022年で創業75周年を迎える老舗。GB350/Sの展示車や試乗車も用意する https://www.dream-edogawa.com/index.html
万人が思い描くバイクらしいデザインのGB350。日常の1シーンでも実に絵になる。ホンダのWEBサイトでもライフスタイルに根ざした写真で構成されている
筆者も実物を見て「写真より実車の方がカッコイイ」と思った一人。車格も想像以上に立派だった
身長170cm、体重65kgのライダーでも両足のカカトが浮く。とはいえ、低重心で車体が軽いので安心感は高い
フロントのホイールサイズは19インチと一般的な17インチよりも大径だが、コーナリングが苦手な訳ではない。スムーズに気持ちよくワインディングを駆け抜けていく
空冷シングルは「クリアな鼓動と力強さ」を狙った完全新設計。ロングストロークと2つのバランサーで低回転から心地いい0.5次振動を強調し、幅広いシーンで喜びが感じられる
ライダーがまたがった状態での美観も追求。頭と前後アクスルシャフトが二等辺三角形を形作り、さらに腰下に水平のラインを通すことで安定感のあるシルエットを獲得した