走行車線側の空きのタイミングを見計らい、走行車線から追い抜く方法なら安全だ。注意していただきたいのは、追い越し車線で前走車に追いついて、すぐに走行車線に移って、追い越しをしないこと。これは、左側からの追い越しと判断されて「追い越し違反(先行車両の左側からの追い越し)」となる(PHOTO:写真AC_ cyou99)
違反にならないのは、追い越し車線から走行車線に移って、しばらく走行車線で様子を見て、追い越し車線のクルマが変わらずノロノロ運転しているのを確認して、そのまま走行車線で追い抜くという方法だ(PHOTO:写真AC_うさみのん)
追い越し車線を走り続けるドライバーを減らすには、基本的なルールを周知させることが必要だ。それには、車線の直上に警告看板を立てるなどの啓蒙活動をすることが有効だと考える(PHOTO:写真AC_SATOSHINPI)
ドイツのアウトバーンのように、日本でも車線に最低速度を規定する案があるが、日本では高速道路の法定(最高)速度が100km/hなので現実的ではない。追い越し車線の最低速度を規定するなら、おそらく105km/h~110km/hに設定しなければ効果はないが、東名や新東名では、追い越し車線を走行する多くのクルマは、遅くてもそれぐらいで走行しているからだ(PHOTO:AdobeStock_thombach)
ゆっくり走れば安全だと考えがちだが、状況に応じて時にはアクセルを思い切って踏み込むことも必要だ。法定速度を守ることは当然だが、何よりも自分が流れに乗っているかを意識しながら運転するようにしよう(PHOTO:写真AC_akizou)
アウトバーンを建設したのは、あのアドルフ・ヒトラー。物流と人流の効率化のために建設したが、軍事的な滑走路として使う目的もあった(PHOTO:写真AC_ 丸岡ジョー)