1978年7月30日に実施された『ナナサンマル』と呼ばれる右側通行から左側通行への交通方法変更に際し発注されれ導入された当時のバスは『ナナサンマルバス』と呼ばれる。2022年の現在も2台が現役で営業運転に就いている
1972年5月15日の本土復帰以前の沖縄ではナンバープレートも日本式のものではなかった。右側通行なので、当然左ハンドルで乗降扉は右側につけられていた【写真・沖縄県公文書館所蔵】
『ナナサンマル』以前の沖縄県では左ハンドルの日本車が「沖縄仕様」として販売されていた。写真の3代目T40系コロナのタクシーも左ハンドルで、右側を走っていることがわかる
【写真・沖縄県公文書館所蔵】
【写真・沖縄県公文書館所蔵】
今年の『ナナサンマル』の日にも運行が予定されている東洋バスのナナサンマルバス、日野RE101。この他にも沖縄バスにナナサンマルバスが1台、現役で残されている
NHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の撮影に使用された「ちむどん号」こと、アメリカゼネラル・モーターズ(GM)製のNew Look。その形から通称フィッシュボール(金魚鉢)と呼ばれている。1965年製だ。恩納村の観光施設「琉球村」で7月22日から29日まで展示されていた
乗降扉は右側通行に合わせてもちろん右側に。現在の日本では米軍車両以外ではあまりお目にかかることのできない仕様だ
当然のことながら左側には乗降扉はなく、運転席も左側の右側通行仕様
このバスは劇用車や観光バス事業などを手掛けるONO ENGINEERING(東京都)社が所有しており、社長の小野晃弘さん自らハンドルを握る。NHKの朝ドラ「ちむどんどん」撮影の際も運転を務められた