那覇バスターミナルへ向かう沖縄バスの1064号車。夜も存在感を放っている
沖縄県内を走行しているとキレイな海が見える景色も多い。東陽バスの「191」番路線は県内中南部が営業エリアで、南城市から那覇市を経由して浦添市を結ぶロング路線だ
44年前に実施された『ナナサンマル』前までは左右反対の車線を車が走行していた沖縄県内だったが、78年7月29日の深夜から7月30日の早朝にかけて、一夜にして通行方向を逆転させた。交通量の多い那覇市内、これだけのクルマが走っていても沖縄バスの1064号車の存在感は抜群だ
1972年5月15日の沖縄県本土復帰以前の県内の風景。右側通行でバスの乗降扉は当然右側。『ナナサンマル』以降はこのバスでは左側通行では使用できないため、県内各バス運行会社に向けて1000台以上の新車バスが発注され、導入された。これがいわゆる「ナナサンマルバス」である
東陽バスの日野RE101は馬天営業所で保管されている。ナナサンマルのために導入されたバスなので、当然のことながら右ハンドルだ。したがって車体右側に乗降扉はない
沖縄バスの三菱ふそうMP117K。沖縄バスでは1064号車と呼ばれている
那覇市の泊高橋付近は港があり、このように海のそばを走行する
44年という車歴からは想像もつかないパワフルな走りを垣間見ることができた東陽バスのナナサンマルバス