新世代シトロエンのフラッグシップモデル「C5X」が誕生。セダンの快適性とステーションワゴンの実用性、そしてSUVの力強さを融合させたクロスオーバーに仕立てられた。価格は、484万~636万円だ
往年の名車、「CX」や「XM」を彷彿させるシルエットとリアスタイル。Xの名は、それらの個性派モデル「X」シリーズの系譜であることも意味する
新世代シトロエンを象徴するユニークな分割デザインのヘッドライトは、上部の薄型LEDデイライトと下部のLEDヘッドライトで構成される
フロントライト同様に、V字をデザインに取り入れたLEDテールランプがスポーティな印象を与える
視界に優れる水平基調のダッシュボードには、大画面のインフォメーションシステムとコンパクトなデジタルメーターパネル、そして大画面表示のヘッドアップディスプレイが備わる
快適な乗り心地を提供する肉厚なアドバンストコンフォートシートを装備。シート表皮には、シェブロン柄のステッチやパターンがデザインされ、シトロエンらしい空間を演出
ロングホイールベースの恩恵でゆったりとしたスペースを確保する後席エリア。後席は6:4分割の可倒式となる
ラゲッジスペースは標準で545L、最大1640Lを確保。便利なハンズフリーテールゲートも全車に標準化されている
高精細12インチタッチスクリーンを装備。ナビゲーションシステムを搭載し、Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応する
インテリアのアクセントとなる木目調デコラティブパネルのデザインにもシェブロン柄がモチーフに
ドアミラー調整スイッチを活用し、ヘッドアップディスプレイの表示位置調整が出来るのも便利
205/55R19と大径タイヤながら、細身幅を選びサスペンションチューニングを図るのもシトロエンらしいところ。足回りは、エンジン車にはかつて「魔法の絨毯」といわれた乗り味を再現するメカニカルサスペンションを採用。PHEVの場合、新たな電子制御機能が加わる
プラグインハイブリッドも設定。200Vの普通充電に対応し、3kW出力で約5時間。ウォールボックスタイプの6kW出力ならば、約2.5時間で満充電が可能だ
エンジン車とプラグインハイブリッド車のビジュアル面の違いは限定的。PHEVには専用エンブレムが備わる