ドロドロの状態で産出される原油をそのまま燃料として使用することはできない
原油の精製は石油プラントで行われる。世界各国での石油消費量は膨大なものとなるため、各地に巨大なプラントが建立されている
本来のガソリンは無色透明だが、軽油と識別しやすくなるようオレンジに着色している
ハイオクガソリンの販売価格はレギュラーより高い。これはオクタン価を上げる添加剤や、洗浄剤を追加しているから
日本と海外では販売されるガソリンのオクタン価が異なるため、輸入車の多くが日本ではハイオク指定になる
海外でレンタカーを借り、自身で給油を行う場合にも油種の違いに注意したい
レギュラーガソリンの給油ノズルは赤くなっている。これはどこのガソリンスタンドでも同じだ
混合気の圧縮によって自動着火を行うディーゼルエンジン(写真はマツダ製ディーゼルエンジンのSKYACTIV-D+i-stop)は軽油との相性が良い
ハイオクガソリンをレギュラー指定車に、あるいはレギュラーガソリンをハイオク指定のクルマに入れてもすぐに深刻な問題は発生しない。だが、指定のガソリンを給油するのが基本と言える
日本国内でもポピュラーになったセルフ式ガソリンスタンド。こちらを利用する場合、油種の選択はすべて利用者の責任になる。特にレンタカーを使用した場合などは気をつけてほしい
走行中に燃料の入れ間違いに気がついたら、安全な場所を選んで速やかに停車させ、燃料の抜き取りと再給油を行う必要がある。場合によってはレッカー車のお世話になることも……
カーボンニュートラルの観点から、将来的にはトウモロコシなどを原料にしたバイオマス燃料が導入される可能性もある。そうなると、今まで以上に給油時の選択肢が増えることになりそうだ